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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

#STAYHOME 乗鞍高原ってどんなとこ? ~江戸時代編~

2020年04月24日
中部山岳国立公園 関根陽太

こんにちは。中部山岳国立公園管理事務所の関根です。

   

突然ですが、みなさん乗鞍高原ってどんなところかご存知ですか??

おうちで過ごすことの多いこのタイミングに、さらに知っていただくきっかけになればと思います!

   

岐阜県と長野県の境にそびえる乗鞍岳、

その長野県の山麓に広がる、開けた溶岩台地にあるのが乗鞍高原です。

近年は、山岳観光地と知られていますが、江戸時代は杣(そま)の村でした。

   

当時の絵図「信濃国松本藩領大絵図」を見ると、おもしろいです。

個人的に中部山岳(北アルプス)のエリアばっかり見てしまうのですが、「乗鞍嶽」「硫黄嶽」「焼嶽」「保高嶽」などなど、馴染みのある山名も見つかります。「白骨ゆ」も発見!

江戸時代を想像しながら、ずっと見ていられますね~!

    

(乗鞍岳から眺める焼岳、穂高岳方面  2019撮影)

   

乗鞍高原では、大野川村(乗鞍高原に至る最終トンネルを出た周辺)で、松本藩の御用杣として生活していました。

溶岩台地の縁で、強風をしのぎ、染み出た水を利用して暮らしていたんですね~

   

国立公園の地域もいつもと違った角度から見ると、面白い発見がたくさんありそうです!

   

   

乗鞍高原の各施設も営業を自粛しております。

詳しくは、のりくら観光協会HPをご覧ください。

  

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 中部山岳国立公園では、コロナウイルス感染拡大防止の政府方針を受け、当面の利用の自粛をお願いしています。早期収束に向け、みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

 なお、この投稿は「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。

・#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト