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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

♯STAYHOME 登山道に想いを馳せる!

2020年04月27日
中部山岳国立公園

こんにちは、中部山岳国立公園管理事務所の福澤です。

外出を控えSTAYHOMEに協力中の皆さん、楽しみにしていた登山を控え

自宅で体力作りに余念のない方もたくさんいらっしゃると思います。

またこの機会に色々な山の情報を収集して過去の登山を思い出したり、

これからの登山に想いを馳せるのも、とても素敵な過ごし方ですよね!

さて「登山」を計画するとき、目的地への「登山道」を当然調べます。

アクセスや所要時間や危険個所、水場や景色展望地などですよね?

この機会にまったく別視点から「登山道」を調べてみたら面白いですよ!

例えば、なぜここを通っているのか?登山道に名前が付いているけどなぜ?

途中のポイント(地名)にも名前があるけど意味は?などです。

そこから見えてくる登山道の背景、これは沢山あってとても面白い!

ご存知のように日本の山の多くは山岳信仰と縁深く、調べていくうちに

名山開山や山小屋創設などの小説や歴史書に誘われることでしょう。

私は平湯担当で播隆上人に興味津々です!。

笠ヶ岳登山を再興し、山頂から見た槍ヶ岳に魅了されその後、槍ヶ岳を開山

したことで有名ですね。

新田次郎の小説「槍ヶ岳開山」の中で活き活きと描かれていますので是非

読んでみてはいかがでしょうか。

平湯では、今年は残念ながら中止が決定されていますが、開山祭として毎年

5月に播隆祭の神事が執り行われます。

<平湯で開山を告げる播隆祭>

実は、現代では笠新道とクリヤ谷ルートで笠ヶ岳に立つことができますが、

播隆上人が開いた登山道は別にあるとされます。

<岐阜県の名峰笠ヶ岳>

そのルートは上宝村の笠谷からアプローチするもので、道標として8体の

石仏が安置されたそうです。

現在は数体が発見され上宝ふるさと歴史館で見ることができますが、

残りは未だ発見されておらず幻の石仏とされています。

どうですか?いろいろ調べてみたくなったでしょ?

<笠ヶ岳から槍ヶ岳遠望>

●上宝ふるさと歴史館<http://www.hidatakayama.ne.jp/furusato-m/

※幻の石仏、播隆ルートは諸説あり調査研究が進められています

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中部山岳国立公園では、コロナウイルス感染拡大防止の政府方針を受け、当面の利用の自粛をお願いしています。早期収束に向け、みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

 なお、この投稿は「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。

#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト