アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
(お知らせ)藤前活動センターと稲永ビジターセンター 臨時休館
2020年03月06日藤前干潟から、こんにちは。
アクティブ・レンジャーの西部です。
本日は、藤前干潟の施設に関する大切なお知らせです。
現在、日本全国で新型コロナウイルス感染症の拡大が危惧されています。
これにともない、感染拡大防止の措置として、藤前活動センター及び稲永ビジターセンターを当面の間、一部休館とさせていただくことをお知らせいたします。
なお、どちらの施設も施設館内のみ休館となっておりますので、施設のある公園や園地などの利用は可能となっておりますことを、あわせてお知らせいたします。
利用者の皆さまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
<臨時休館のお知らせ>
●休館期間:令和2年3月2日(月)から3月16日(月)(※1)
●休館施設:
「藤前活動センター(名古屋市港区藤前2-202)」
「稲永ビジターセンター(名古屋市港区野跡4-11-2)」
●問い合わせ先(※2)
環境省中部地方環境事務所 名古屋自然保護官事務所
(TEL 052-389-2877)
※1 休館期間は、感染状況等によって変更となる可能性がございますので、今後のお知らせをご確認ください。
※2 藤前干潟でのイベントや講座の中止の他、他施設等も休館となっている可能性がございます。恐れ入りますが、個別のお問い合わせはイベント開催団体や施設に直接お問い合わせください。
一刻も早い事態の収束が望まれるところですね。
皆さまもくれぐれもご注意ください。
さて、気分がふさぎがちになってしまう今日この頃ですが、元気に春を迎えたいですね。
藤前干潟はと言うと、着々と春の準備が始まっているようで、どうやらハマシギも既に藤前干潟に到着しているようですよ。
私はまだ確認していないのですが、また写真などで藤前干潟の旬な情報をお届けしたいと思います。
写真は、鳥獣保護区で見つけたベニマシコ。
左がオスで、右がメスです。
警戒心が強く、なかなか姿を現してくれませんでしたが、証拠写真だけでもとなんとか撮影してみました!
□□□□□藤前干潟プチ情報□□□□□
ヨシ原の小鳥 オオジュリン
冬になると日光川、新川、庄内川の河川敷に拡がるヨシ原は、一面、枯れ草色に染まります。ヨシの穂がゆらゆらと風に揺れ、枯れた茎や葉がカサカサと音を立て始める頃、ヨシ原の中に小さな小鳥たちが飛び交う姿を見ることが出来ます。とても早いので、いることは分かってもその姿を見るためには、小鳥が食事をし始めるまでじーっと待たなければいけません。ぱっと見ると、スズメかな?と思ったり、ちょっと鳥のことを知っている人はホオジロかな?と思ったりするかもしれません。もちろん、ヨシ原にはスズメもホオジロもやって来ます。でも、もっとヨシ原にカムフラージュしているような小鳥だったら・・・
<2020年2月21日 オオジュリン@飛島干潟(藤前干潟鳥獣保護区内)>
オオジュリン、と言います。
ヨシの茎の中に潜んでいる虫などを食べるため、太くて丸っこい嘴になったのだとか。
藤前干潟では、こんな風にヨシ原にカムフラージュした姿なのですが、夏、北海道などで見られるオオジュリンのオスは、頭が真っ黒色になるんですよ。この頭の黒色、栄養状態が良いほど黒さが増すのだそうで、黒ければ黒いほどメスにもてるんだそうです!面白いですね。
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