アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
鳥たちの楽園、能登半島沖の無人島へ!
2019年11月29日
白山国立公園
こんにちは、アクティブレンジャーの森です!
白山は秋山シーズンも終わり、冬の気配を感じるようになってきました。
さて、今月の初めに国指定七ツ島鳥獣保護区の巡視へ行ってきました。
七ツ島とは石川県輪島市にある無人島で、オオミズナギドリの貴重な繁殖地でもあります。
かつて人が持ちこんだアナウサギが繁殖してしまいオオミズナギドリの生息環境を脅かしておりましたが、長年の駆除活動により根絶に成功しました。
↓国指定七ツ島鳥獣保護区内におけるアナウサギの根絶について
http://chubu.env.go.jp/pre_2019/post_44.html
当日は風が凪いだ良い渡航日よりでした。
無人島なので船着き場はここしかありません。
水底まで見える透明な海に柔らかい海風がとても心地よいです。
地面にはオオミズナギドリの巣穴がたくさんあります。
オオミズナギドリは春にこの島へやってきて、このように土を深く掘り巣を作り子育てをします。
(この時ヒナ達はもう巣立っておりました)
アナウサギの数が減ってからは植生も元通りになってきました。
これは植生復元マットの一部です。
島は30分ほどで一周できる大きさです。
植生が復元してからはノアザミ、ススキ、ヨモギ等が見られるように。
これからもオオミズナギドリが安心して子育て出来る美しい島であってほしいですね♪
以下、今回撮った写真の一部です。
「面白い形の岩が」
「ツワブキ越しの海」
「ダイナミックな岩場」
・・・七ツ島さようなら!