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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

湯ノ丸山の登山道の整備作業をしました!

2019年09月20日
万座 小林 直樹

今回は登山道整備のお話です。

湯ノ丸山は長野県東御市と上田市、群馬県嬬恋村にまたがる標高2,101mの山で

初夏にはレンゲツツジが咲き誇り、秋は紅葉も美しいためシーズン中はとても利用者が多く、

地元の人たちにも親しまれています。

その登山道の一部は環境省が直轄管理しているのですが、雨が降ると水が流れる場所がなく、

ぬかるんでしまう場所がいくつかあります。

登山靴が泥で汚れるのは不快ですよね......

そこで今回、維持管理協定を結んでいる東御市と嬬恋村の職員にも協力いただき、

ぬかるんだ際の足置き場を配置する整備作業を行いました。

レンゲツツジ保存会で事前に伐採されたカラマツやシラカバから丸太の輪切りを作っていただき、

まずは皆で手分けして補修箇所まで輪切りを運びました。

丸太が予想以上に大きくて重いため、車から作業場所まで何往復もしなければなりませんでした。

そして人の歩幅を想定して配置、調整して土を掘って輪切りの丸太を埋め込みます。

【輪切りの丸太を埋め込む作業】

 

土も硬く、掘ると笹の根がたくさんあって骨の折れる作業です。

最後に丸太の周りの土を突き固めて完成です。

【長い場所は1箇所に十数個配置しました】

以下は補修箇所のbefore/afterの写真です。

【補修前:降雨後の状況】          【補修後の状況】  

 

今回の整備は専門的な工事ではなく、手近にある資材を使って簡易的に行ったものですが、

少しでも登山者の皆様が快適に国立公園を楽しんでいただくお役に立てば幸いです。

皆さんもぜひ一度、湯ノ丸山に登ってみませんか!