アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
10月5日(土)は、名古屋港水族館の先生と一緒に、生きもの観察!
2019年09月17日皆さん、藤前干潟からこんにちは。
アクティブ・レンジャーの西部です。
ずいぶんと涼しくなってきたので、風がある日は、藤前干潟を見ながらの散歩がとても気持ちが良いです。
藤前干潟では、秋に渡ってくるシギ・チドリ類のほかに、カモの仲間も少しずつ増えてきました。また、干潟には小さなトビハゼの赤ちゃんもたくさん見られます。
<中州にオグロシギ4羽が飛来。ちょっと遠いのですが、スコープではキレイに観察できました!>
<8月から藤前干潟に現れるアオアシシギ。姿がキレイなので、好きなシギです。>
天気の良い日には、ぶらっと稲永公園に遊びに来てください。
とはいえ、まだまだ暑い日もあるので熱中症には要注意。十分な準備をして来てくださいね。
さて、今日は、藤前干潟ふれあい事業で実施するイベントのご案内です!
10月5日(土) 10時~12時
名古屋港水族館の先生と一緒に、干潟のカニやハゼを観察するイベントを実施します!
当日は、コメツキガニやマハゼについて先生にお話を聞きながら、マイクロスコープで体の細部をじっくりと観察します。
また、コメツキガニがつくる砂団子の観察や、コメツキガニやマハゼを手に載せたり、触ってみたりしながら、大きさや感触なども実感してみましょう。
水族館のお話も聞けるかも?
●9月20日(金)が締切りですが、お席に余裕がありそうなので募集期間を延長します。下記まで、お問い合わせください。
先生を交えて、じっくりと観察する機会はなかなかありませんから、この機会にぜひぜひ、お越しください。
問合せ:環境省名古屋自然保護官事務所
TEL 052-389-2877
メール WB-NAGOYA★env.go.jp(★をアットマークに替えてください)
□□□□□□□□□藤前干潟よりプチ情報□□□□□□□□□
春頃から夏にかけて良く見られる鳥、ツバメ。私の中では、なんとなく、干潟とは結びつかなかった鳥なのですが、実は意外と干潟にも現れます。
そんなの知ってるよーと言う方もいらっしゃるかもしれませんが・・・
ちなみに、手元にあった図鑑でツバメの項目を見てみると
"環境:市街地や農耕地がある低山の開けた場所など。(引用元:フィールド図鑑日本の野鳥 文一総合出版)"
"生息場所:市街地・人家の周辺。人家の軒下に営巣する。(引用元:新訂日本の鳥550 山野の鳥 文一総合出版)"
となっています。
ツバメが干潟に来るよーと言うことを知っている方は、マイフィールドとして干潟の観察をしている方、と言えそうですね。
そして、最近気付いたことは、干潟に降りて、巣材(泥やヨシの枯れ枝)を集めたり、虫をつついていたりする時は、町中で見るよりもじっくりと観察出来るかも?!と言うこと。
"干潟"というと、シギ・チドリ類など海辺の鳥を連想してしまいますが、
案外、いろんな鳥が干潟を利用しています。
意外な発見があるのが、野外観察の面白さですね。
ツバメはそろそろ見られなくなってしまう季節なので、チャンスはまた来年!と言うことになりそうですが、ぜひ、気軽に藤前干潟ウォッチングを楽しんでみてください。
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