アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
白山ありがとう!
2019年03月28日皆様、お久しぶりです。
白峰もだいぶ雪が溶けてきました。今年は本当に雪が降らず、雪だるま祭りが心配になるほどでした。
さて、僕は今年度をもってアクティブレンジャーをやめることになりました。
2年間という短い時間でしたが、本当に色々な体験が出来た2年間でした。
初めて白峰に来たときは4月にもかかわらず山肌には雪が多く残っていてビックリしたのを今でも思えています。
(2017年 白山自然保護官事務所。)
僕が初めて白山国立公園に訪れたのは、今から5年前に南竜山荘でアルバイトをしたときでした。
その時は国立公園のルールやマナーも分からなかったのですが、ただ景色がひたすら綺麗で雄大な自然に圧倒され、その時の感動が白山国立公園で働きたいと思ったきっかけでした。
そして、今白山を見ると見方が少し変わっていることに気がつきました。
施設維持管理の立ち会いに同行したり、外来植物除去活動などを経験すると、白山の景観の素晴らしさは沢山の人々の努力があって成り立っている場所なのだと実感できます。
(2018年10月25日 三方岩岳からの眺望)
また白山は地元の方々にも大変愛されていて、パークボランティアの方々も口をそろえて「白山はいい場所だ」と言います。白山は昔から雪解け水などで周辺の人々の生活を助けてきました。そういった人との関わりが深いからこそ信仰の対象として多くの人々に愛されてきたのだと思います。
(2018年6月2日 パークボランティア開山準備)
また、僕が住んでいる白峰の方々も優しい方ばかりで、本当に暖かく迎えていただいてとても嬉しかったです。白峰のお祭りにも沢山参加させていただきました。
右も左も分からない状況で様々な人に助けてもらいながら、無事に過ごすことが出来ました。
改めて、白山は本当に良いところです!
興味が沸いた方は是非遊びに来て下さい!
(2017年6月15日。白山初登頂。)
沢山の思い出をくれた白山、白山で出会った多くの人々、いままで僕の日記を見てくださった方々、本当にありがとうございました!