アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
今年もやります!藤前干潟サイエンスカフェ!
2018年12月13日みなさま、藤前干潟からこんにちは。
アクティブ・レンジャーの西部です。
とっても寒くなってきましたね。季節の変わり目は体調を崩しやすいので、皆さま、お気を付けください。
さて、保護官事務所のある稲永ビジターセンターの周辺では少し前からジョウビタキの声がしていましたが、今日は久しぶりにその姿を間近でみました。
<12月11日:ジョウビタキ♀>
ジョウビタキの姿を追っていると、すぐ近くで、素早く動き回る小さな影。
早すぎてなかなかその姿をとらえることが出来ませんでしたが、1枚だけ、なんとか確認出来そうな写真がこちら。ピラカンサの実にピントがバッチリあってしまいましたが、どうやらウグイスのようです。
<12月11日:ウグイス?>
そんな事務所周辺から干潟の方へ目を向けてみますと、渡って来たカモ達で賑やかな様子。
カモ類だけでなく、カモメ類も徐々に集合し始めています。
12月10日の巡視では、ズグロカモメやユリカモメ、セグロカモメなどカモメ日和!と言う感じでした。
そして、ミサゴ。
夏場よりも数が増えており、豪快に海面に飛びこんで魚をキャッチする姿を何度も見る事が出来ました。
<12月10日:左、ユリカモメの飛翔、右、ミサゴが魚をキャッチ!>
<12月10日:ヨシ原には、オオジュリン>
冬になると伊吹おろしが吹いてかなり冷え込み、干潟の出も悪くなる藤前干潟ですが、
冬にしか出会えない渡りの鳥たちに、ぜひ会いに来てください。
ちょっと寒くて外にいるのはちょっと・・・
そんな時には、あたたかい飲み物を飲みながら野鳥談義はいかがでしょうか。
今年もやります!藤前干潟サイエンスカフェ!
藤前干潟ふれあい事業として実施している講座のうち、当所が担当する今年度最後の講座は、恒例となりつつある藤前干潟サイエンスカフェ。
今年のテーマは、「ミサゴ」!
タイトルは、「藤前干潟のハンターたち~ミサゴとその他の猛禽類~」です。
遠く北海道から、「先崎 啓究(せんざき ひらく)氏」をお迎えして、お話を聞きたいと思います。
先崎氏は、鳥類調査員として北海道はもとより各地で調査をされており、ここ愛知県にも数年間お住まいだったこともあります。また、月刊誌BIRDERなどへの執筆もされておりますので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
藤前干潟はシギ・チドリ類の飛来地として有名ですが、近年はミサゴが増加し、豪快なハンティングに魅了される人も多くいます。稲永ビジターセンターでは、名古屋市野鳥観察館のスタッフである前田氏が撮影した実物大のミサゴ写真と一緒に撮影が出来るフォトスポットが人気。来館者の方々が「大きいね!」などと言いながら一緒に写真を撮る姿が見られます。
その他にも、藤前干潟ではハヤブサやチュウヒなどの猛禽類も見られます。
猛禽類についてじっくり2時間、お話を聞く機会もなかなか無いと思いますので、ぜひこの機会に皆さま、ご参加ください。
普段は基本的に飲食禁止の館内ですが、この日の会場だけは解禁にしていただいて、地元にあるイオンスタイル名古屋茶屋さん提供の温かいドリンクを飲みながら、リラックスした雰囲気でお話を聞きたいと思います。
詳細は、下記のチラシをご覧ください。