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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

~身近な鳥・カワラヒワとモズ~

2018年11月28日
国指定藤前干潟鳥獣保護区 山﨑 陽子

皆さま、こんにちは。アクティブレンジャーの山﨑です。
朝晩は冷え込むようになりましたが、日中はまだ暖かい日が多いですね。

穏やかな日差しにタンポポもタンポポの綿毛も日差しの方を向いて咲いています。

 
鳥たちも暖かい光を浴びて気持ちよさそうに休んでいます。
そんな様子を今日はご紹介いたします。

これが、最近よく見かけるカワラヒワたちです。

<この木に4~5羽ほど、とまっていました>
せっかく気持ちよく止まっている所に度々ヒヨドリが飛んで来て、カワラヒワは迷惑そう・・・

 

<ヒヨドリが近くに来て気になる様子のカワラヒワ> <迷惑そうなカワラヒワ>

そして、次にドバトが。さすがにカワラヒワは飛び去ってしまいましたが、しばらくするとまた戻ってきました。とても目立つ場所ですがお気に入りでしょうか?

 

<バサバサっと近くの木から飛んで来たドバト><戻って来て辺りをキョロキョロ見渡すカワラヒワ>

また、カワラヒワは、稲永ビジターセンター周辺で、赤い実(グミの木の実)をよく食べているのを見かけますが、タンポポの種子なども好きだそうです。

次に、この隠れている鳥は何でしょう?

  

モズです。漢字では「百舌鳥」と書きます。様々な鳴き声で囀(さえず)るため、その名の由来となっています。モズは肉食で主に虫などを食べます。こちら!! 苦手な方はごめんなさい。

<虫を捕まえて木のてっぺんに止まっている所>
また、「モズのはやにえ」というすごい習性もあるので興味ある方はぜひ調べてみてください!

【プチ情報】モズは大阪府の鳥で、大阪のJR阪和線に「百舌鳥」という駅があります。百舌鳥駅の近くには、日本最大の古墳、仁徳天皇陵古墳があります。

カワラヒワやモズは、比較的によく見られる鳥で、観察しやすい場所に止まってくれるので、藤前干潟に来られた際は干潟の鳥たちと共にぜひ観察してみてください。

【お知らせ】12月20日より、東邦ガス(株)・ガスエネルギー館で「レンジャー写真展2018」を開催いたします。日々の撮影した写真から選りすぐりのものを展示していますので、ぜひ、お越し下さい。