みなさん、こんにちは。
ニュースなどで「この冬は暖冬」というのを耳にし、安心しきって過ごしていたら、「暖冬のときはどか雪が降る」と地元の方に釘を刺された白山自然保護官事務所の大石です。人生初の豪雪を体験した昨シーズンに続き、この冬はどんな経験ができるのか、どきどきしながらも楽しみです。
ところで、白山は今、どんな姿かというと・・・・
(勝山市から見た白山 11月27日撮影)
ご覧の通りすっかり雪化粧をしています。
石川県の市ノ瀬や別当出合、岐阜県の大白川など登山口周辺の道路は、すでに冬期通行止めとなっていますので、白山方面へお出かけの際は、道路状況の確認をお忘れなく!
さて、別当出合への冬期通行止めが始まるずっと前、10月20日(土)の話です。
パークボランティアの皆さんと別当出合周辺で、毎年恒例となっている看板等の冬支度を実施してきました! この日は別当出合の紅葉がピークであろうということでしたが、雨こそ降っていないもののガスで眺望は効きませんでした。そんなお天気でも、大勢の方が集まり、わいわい楽しく作業しました! まずは、看板の表面を拭いて今シーズンの汚れを落とします。 (拭き掃除!) そして、看板の表面が雪で傷つかないようにブルーシートで覆っていきます。
(大きなブルーシートで看板をすっぽり覆います) しかし、白山国立公園パークボランティアの皆さんはブルーシートを被せるだけであっても、ひと味違います。 周辺の地形や毎年の経験から、 「ここは風が吹き抜ける場所だから特にしっかり止めておいた方がいい」 「雪に埋もれてしまうまでは風の影響を受けやすいからもう一箇所固定しておこう」 など、互いに意見を出し合って確実に看板を固定していきます。
普段から白山の自然を見ている皆さんだからこそできる工夫があって、見ほれてしまいます。 さらに、砂防新道の登り専用路と下り専用路の分岐では、一方通行を案内する看板の取り外しを行いました。こちらの看板は冬の間、事務所で保管するため、担いで下っていただきました。 (男性陣が担いできた看板を、女性陣も試しに担いでみますが・・・) 男性陣が担いできた看板を、別当出合(平地)で女性陣も試しに担いでみますが・・・重いし長い。登山道でこれは運びづらい!!ということで、担いでくださった男性陣に改めて感謝です。 テキパキと手際よく作業されるパークボランティアの皆さんが大勢集まったため、今回の作業もあっという間に終わってしまいました。パークボランティアの皆さん、いつもご協力ありがとうございます! 撤去した看板たちは事務所で保管され、来春の雪解けまで、しばし休憩です。 これから白山は冬山へ。純白の雪に厚く覆われる日ももう間近です。
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