アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
平標避難小屋トイレ浄化装置「再」復旧作業
2018年10月03日
谷川
以前、平標避難小屋のトイレの復旧作業を行ったのですが、残念なことにまだ上手く機能しないとのことで、再度復旧作業に行ってきました。
作業道具を載せた背負子を担いで避難小屋まで上がっていきます。
道中ではナナカマドの実が赤く色づいていました。
秋の気配が近づいてくるようですね!紅葉も楽しみです。
避難小屋に到着。
さて、今回のミッションは穴掘りです。製造業者に相談したところ、浄化水を蒸散させる配管の周りの土が固まっているのではないか、とのことでした。
2人掛かりで交代しながら配管の埋まっている場所まで穴を掘っていきます。
上の方は比較的柔らかい土質だったのが、ある程度掘ったところで固くなりました。
そこから丁寧に土を削っていくと・・・
浄化水っぽい臭いとともに、水がじんわりと染み出てきました!
隣の配管の上もでも同じような状態になっていました。
やはり硬い土が水の蒸散を妨げていたようです。
今度こそ、解決されると信じて経過を見ていきます・・・。
山のトイレはほとんど公共の下水道が使えない場所なので、最近は山の環境を守るために特別なトイレを設置している場所が増えています。そのため、処理方法や何かあったときの対処も一筋縄ではいきません。
トイレに限ったことではありませんが、そのことを頭の片隅におきながら山の施設を利用していただけたらと思います!