アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
夏休み!干潟観察会~アナジャコを探そう!~
2018年09月05日こんにちは。アクティブレンジャーの山﨑です。
夏休みも終わり、学校が始まりました。暑さも一時よりは、少し和らいできましたね。
そんな中、夏休み終盤の8月26日(日)、藤前活動センターで、「夏休み!干潟観察会~アナジャコを探そう!~」が開催されました。約10組もの家族が参加し、晴天の中、観察会がスタートです。
干潟まで行くのに、澪筋(みおすじ)という、少し深い部分を通ります。目指すは、うっすらと先に見えている干潟です。
「ちょっと怖い!!」と言っていた子どもも、干潟にたどり着くと大喜びで生き物を探していました。
さあ、アナジャコを探すぞ!
シャベルを持ってお父さんたちが奮闘しています。
穴を掘った後、しばらく、水面をじっと見つめていると、1cm~2cm程の小さなアナジャコが次々と出てきました!
大きなアナジャコを見つけた家族もいました。この日、見つけた大きなアナジャコです。10cmくらいでしょうか。
藤前活動センターに戻って、お弁当を食べてから、現在、展示中の「アナジャコ展」の説明を受け、
こちらは、アナジャコとニホンスナモグリです。同じ・・・???
違いは、ハサミだそうです。ニホンスナモグリは、どちらか一方のハサミが大きく、一方は、小さいのだそうです。なるほど・・・!(ちなみに、左上と一番下がニホンスナモグリです。写真は少し分かりづらいですが、図鑑などで、調べて見て下さいね。)
いろんな生き物の解説を聞き、鳥だけではなく、埋め立てられてしまう予定だった藤前干潟の泥の中には、こんなにもたくさんの種類の生き物が暮らしていること、その生き物たちが海の環境を整えてくれていることなど、スタッフの話を熱心に聞いていました。
改めて干潟の重要性を感じてもらう、とても良い観察会となりました。
●藤前干潟で行われているイベントや展示、今後の予定など
①稲永ビジターセンター 干潟観察会
【9月22日(土) ヨシ原探検隊 】
藤前干潟鳥獣保護区には、広大な泥干潟だけではなく、河川敷などに広いヨシ原が広がっています。このヨシ原には、様々な生きものたちが暮らしています。
どんな生きものたちに出会えるのでしょうか。
日 時:平成30年9月22日(土) 10:00~12:00
場 所:稲永ビジターセンター(名古屋市港区野跡4-11-2)
定 員:20名
参加費:大人200円、子供100円、幼児無料
参加受付:9月8日から受付開始
問合せ先:環境省稲永ビジターセンター(TEL:052-389-5821)
②藤前活動センター 企画展「アナジャコ展~干潟の穴掘り名人の謎~」
「エビ」のようでエビでなし
「シャコ」のようでシャコでなし
「ザリガニ」のようでザリガニでなし
こいつは、いったい何者だ?!
日 時:平成30年7月28日(土)~12月16日(日) 9:00~16:30
場 所:藤前活動センター 2階多目的室(名古屋市港区藤前2-202)
入館料:無料
問合せ先:環境省藤前活動センター(TEL:052-309-7260)
③稲永ビジターセンター 企画展「干潟のごちそう展」
食べ物としてみる干潟の生きものたち
日 時:平成30年8月1日(水)~11月30日(金) 9:00~16:30
場 所:稲永ビジターセンター 1階(名古屋市港区野跡4-11-2)
入館料:無料
問合せ先:環境省稲永ビジターセンター(TEL:052-389-5821)
④藤前干潟ふれあい事業 「藤前干潟写真展」
【藤前干潟写真展 藤前干潟の魅力~風景・生き物~】
市民の皆さんから寄せられた藤前干潟の写真から、四季折々の藤前干潟の風景や生きものたちの姿を見つめます。撮影者のエピソードも交えて展示されます。
日 時:平成30年8月25日(土)~9月30日(日)
場 所:名古屋市野鳥観察館(名古屋市港区野跡4-11-2)
入館料:無料
休館日:毎週月曜日、第3水曜日(祝日の場合は翌日)
問合先:名古屋市野鳥観察館(TEL:052-381-0160)
主 催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会