アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
平標山避難小屋のトイレ復旧作業
2018年09月03日
谷川
平標山にある避難小屋にはトイレがあります。今年で12年という施設なのですが、そのトイレの浄化装置が上手く機能しなくなったとのことで復旧作業に向かいました。
必要な機材を背負子に載せて避難小屋まで上がっていきます。写真の背負子だと総重量7~8kgといったところでしょうか。信越事務所から来てくれた助っ人と交代しながら担いで上がっていきます。
日頃のメンテナンスをお願いしている山小屋の方にもお手伝いいただきながら作業開始です。
故障の原因は浄化した水を蒸散する装置にヌメリが溜まってしまったことだと思われたので、高圧洗浄機と配管掃除専用のホースを使って落としていきました。
蛇口への接続が少し緩かったため水圧でホースが外れないように連携を取って作業を行いました。「はい、スイッチ」「蛇口」「ガン(放水トリガー)」みたいな掛け声をかけます。
詰まっていたと思われるパイプを洗浄し水を流すと中からヘドロみたいなものが流れてくるのが見えました。お掃除大成功です!
ちなみに完全防備で挑みましたが、臭い自体はマスクを外してもそこまで酷くはありませんでした。
後は経過を見て問題が無ければミッションコンプリートです。上手くいきますように・・・。
山の上となるとトイレの復旧もなかなか大変な作業です。皆さんも山の施設は大事に使ってあげて下さい。