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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

【報告】藤前干潟ふれあい事業 ひがたにくるトリ、どんなトリ?

2018年08月29日
名古屋 西部理恵

皆さま、藤前干潟からこんにちは。

アクティブレンジャーの西部です。

もう8月末だと言うのに、暑い日が続きますね。

そろそろ学校の夏休みも終わり、ラストスパートの皆さんも多いかもしれません。

私はと言えば、残暑も厳しく、ちっとも夏が終わらないなぁ、なんて思っていたのですが、最近、事務所の鈴虫がリンリンと美しい鳴き声を響かせており、暑さの中にも秋の訪れを感じています。

さて、今日は先日の日記で告知させていただいた藤前干潟ふれあい事業「ひがたにくるトリ、どんなトリ?」の実施報告をしたいと思います。

当日は、台風19号、20号の影響が心配され、スタッフ一同、開催できるかひやひやしていたのですが、そんな心配もなんのその。

当日は、イベント終了まではお天気が持ってくれて、楽しく実施することができました!

参加する子どもたちは25名、保護者の方を含めると総勢48名という多くの方に集まっていただきました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!

今回は、稲永ビジターセンターのお隣に建つ「名古屋市野鳥観察館」さんの協力も得て、

第一部:(名古屋市野鳥観察館)鳥のお話しと観察、

第二部:(稲永ビジターセンター)カモのミニ模型(デコイ)の色塗り体験

と言う構成でした。

集合場所が分かりにくい一面もありましたので、今後は案内も分かりやすいように工夫してみたいと思います。それでも、皆さま、頑張って到着していただき、欠席や遅刻もあまりなく、にぎやかにイベントスタート!

ひがたにくるトリ、どんなトリ?

講師には、国指定藤前干潟鳥獣保護区の鳥獣保護区管理員もされているハンドメイド作家のChachattoさんをお招きし、鳥のお話や観察も含めて、盛りだくさんの2時間をお願いしました!

Chachattoさん、ありがとうございました!

1_鳥のお話しでクイズに挑戦!

今回参加した子どもたちは、ほとんどが藤前干潟に来たことが無い、鳥を観察するのははじめて!だったのですが、アンケートでは鳥の観察が楽しかった!と言う声も多くきかれ、スタッフ一同、とても嬉しく思っています。

2_鳥の観察を親子で楽しんでもらいました!

大人気の鳥の観察は、名古屋市野鳥観察館のスタッフや鳥獣保護区管理員の方々にも先生としてご参加いただき、子どもたちはそれぞれに鳥の観察をしながら、鳥の名前を覚えたり、名前の由来を聞いたりして楽しんでいました。

お手伝いいただきました皆様、本当にありがとうございました!

第二部は、いよいよカモのミニ模型(デコイ)の色塗りです!

カモのミニ模型と言っていますが、デコイと呼ばれるこの模型がいったいどんなものなのか、ただ可愛い置物、と言うわけではないんだよ、と言う解説を聞いた後、さっそく色塗り開始。

3_まずはデコイって何?と言うところから。

Chachattoさんからは、今回の色塗りは、まずデコイに親しんでもらい、色塗りを楽しんでほしいので、自由に塗ってもらいたい、と要望がありました。

そこで、今回は本物そっくりでも良いし、オリジナルのトリを作っても良い、と言うことにしたのです。すると・・・

4_色塗り。

こんなに素敵なトリも出来上がりました!

もちろん、用意した見本のマガモやイラストで用意していたトモエガモ(難しい!)などに挑戦する子もいて、それぞれに素敵なカモが仕上がっていました。

失敗したのは、みんなの完成写真を撮り忘れたこと!!

5_完成!

こちらは、完成したトリを藤前干潟の風景と一緒に撮影できる!野鳥観察館スタッフ作成のフォトスポット。

手前の2羽が今回の作品!とってもカラフルで素敵ですね!

奥の3羽は、見本用とフォトスポット用にスタッフが作成したものです!チュウシャクシギはChachattoさん作!さすがの力作です!

こうしたアート×干潟、のような内容の講座は、はじめての挑戦で、最初から最後までバタバタしてしまい、参加いただいた皆さんにも至らない点があったかと思います。改めて、皆さまありがとうございました。

なんとかやり切ることが出来て良かったです。

スタッフ反省会では、もしも来年度もこの取り組みが出来るとしたら、さらに内容をブラッシュアップして良いプログラムが出来るのではないかな、と言う意見もありました。

今回参加できなかった皆さま、

この日記でこんな取り組みをしているのを初めて知ったよー!と言う皆さま、

藤前干潟ではこんな体験も出来るんですよ。

ぜひ、次の企画もお楽しみに!

●藤前干潟で行われているイベントや展示、今後の予定など

①稲永ビジターセンター 干潟観察会

【9月22日(日) ヨシ原探検隊 】

 藤前干潟鳥獣保護区には、広大な泥干潟だけではなく、河川敷などに広いヨシ原が広がっています。このヨシ原には、様々な生きものたちが暮らしています。

 どんな生きものたちに出会えるのでしょうか。

 日 時:平成30年9月22日(土) 10:00~12:00

 場 所:稲永ビジターセンター(名古屋市港区野跡4-11-2)

 定 員:20名

 参加費:大人200円、子供100円、幼児無料

 参加受付:9月8日から受付開始

 問合せ先:環境省稲永ビジターセンター(TEL:052-389-5821)

②藤前活動センター 企画展「アナジャコ展~干潟の穴掘り名人の謎~」

 「エビ」のようでエビでなし

 「シャコ」のようでシャコでなし

 「ザリガニ」のようでザリガニでなし

 こいつは、いったい何者だ?!

 日 時:平成30年7月28日(土)~12月16日(日) 9:00~16:30

 場 所:藤前活動センター 2階多目的室(名古屋市港区藤前2-202)

 入館料:無料

 問合せ先:環境省藤前活動センター(TEL:052-309-7260)

③稲永ビジターセンター 企画展「干潟のごちそう展」

 食べ物としてみる干潟の生きものたち

 日 時:平成30年8月1日(水)~11月30日(金) 9:00~16:30

 場 所:稲永ビジターセンター 1階(名古屋市港区野跡4-11-2)

 入館料:無料

 問合せ先:環境省稲永ビジターセンター(TEL:052-389-5821)

         TEL 052-389-2877、FAX 052-389-2878

         メール:WB-NAGOYA@env.go.jp

④藤前干潟ふれあい事業 「藤前干潟写真展」

【藤前干潟写真展 藤前干潟の魅力~風景・生き物~】

市民の皆さんから寄せられた藤前干潟の写真から、四季折々の藤前干潟の風景や生きものたちの姿を見つめます。撮影者のエピソードも交えて展示されます。

日 時:平成30年8月25日(土)~9月30日(日)

場 所:名古屋市野鳥観察館(名古屋市港区野跡4-11-2)

入館料:無料

休館日:毎週月曜日、第3水曜日(祝日の場合は翌日)

問合先:名古屋市野鳥観察館(TEL:052-381-0160)

主 催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会