アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
奥大日岳巡視
2018年08月07日
中部山岳国立公園
こんにちは、立山管理官事務所の中山です。
8月2日晴天の下、室堂平から奥大日岳へ登りました。
奥大日岳は、立山や剱岳と比較すると登山者が少なく静かな山域ですが、アルペンルートや室堂平から見るその山容はとても立派なものです。
室堂平から雷鳥沢へ一旦下ってからの登山になります。
暑い時期ではありますが、10~20メートル程の雪渓のトラバース箇所がありました。
ストックがあると安心かと思います。
また、登山道が少し崩壊している箇所がありました。
地面が乾いていたので特に問題なく通過できましたが、濡れているときは滑落の危険がありますので十分ご注意ください。
登山道は緩やかな箇所が多く、ハイマツ帯やガレ場を通ります。
登山道は狭いので、すれ違う方と譲り合って歩きましょう。
奥大日岳登山のおすすめは、様々な高山植物と立山・剱岳方面の大展望であり、特に間近で見られる剱岳は圧巻の一言です。。
ハクサンイチゲやチングルマが咲き誇り、ミヤマキンバイやハクサンフウロ、クルマユリ等色とりどりの花を確認できました。
【左:ミヤマキンバイ、右:ハクサンフウロ】
【左:立山・浄土山、右:剱岳】
奥大日岳は見所満載の山であり、大きな難所もなく歩きやすいです。
ぜひ登ってみてください。