アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
地獄谷火山ガスにご注意ください
2018年07月26日
中部山岳国立公園
こんにちは、立山管理官事務所の中山です。
暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、地獄谷は火山ガスによる中毒の危険性があるため、平成24年度から地獄谷内の歩道を通行止めとしています。
地獄谷周辺の歩道(エンマ台から大日展望台の間)でも風向きや天候によって火山ガス濃度が高くなることがあります。
タオルやハンカチ等を水に濡らして口や鼻を覆うことで、火山ガスの影響を軽減できます。
火山ガスに関する情報は、信越自然環境事務所のHP(http://chubu.env.go.jp/shinetsu/post.html)をご覧ください。
火山ガスについては、立山黒部アルペンルートの各駅のポスター及び室堂ターミナルや山小屋等に設置している電光掲示板で案内しております。
地獄谷歩道の通行止めに伴い、立入り出来ないようにゲートを設置しています。さらに、室堂平と天狗平を結ぶ登山道の入口には、地獄谷通行止め案内看板を設置しました。また、7月から10月にかけては、火山ガス情報ステーション及び歩道に火山ガス監視員が常駐し、火山ガスの調査や情報提供等を行っています。
火山ガス情報ステーションと雷鳥荘には水場を設置しており、タオル等を濡らすことができます。エンマ台から大日展望台では各所で火山ガス検知器による濃度計測をしています。
立山は夏山シーズンに入り、多くの登山客や観光客で賑わっています。
【左:チングルマ、右:コイワカガミ】