アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
浅間園スカイロックトレイル開通式&デモツアー
2018年06月04日6月3日(日)、長野原町が環境省や嬬恋村など関連機関と協議して整備してきた
新トレッキングコース「浅間園スカイロックトレイル」が開通しました!
午前中、会場の「浅間園」で開通式が行われ、新トレッキングコースが紹介され、
コース入口付近でテープカットが行われました。
式典後は、関係者と一般参加の約60名が認定ガイドの案内でデモツアーに参加しました。
浅間山の火山活動によって形成された、溶岩流、巨大噴石、クレーター、溶岩樹形などの地形と、
そこに生育する高山植物群落など自然の神秘について、実際に目にして歩いて楽しく学ぶことができる
一周約6km, 高低差約300mのコースです。
【コース入口付近】
万年氷のある風穴からは、ひんやり涼しい空気が流れてきます。
【風穴】
コース最大の難所、50mのハシゴはなかなかスリルがあります。
【ハシゴ場】
最高地点(標高約1,700m)からの景色は絶景!
浅間山麓と四阿山方面を見渡すことができ、晴れていれば遠くに北アルプスも見えます。
【最高地点:標高約1,700m】
高山植物の間をさらに歩くと、目の前に浅間山と溶岩が広がります。
固まった溶岩の大きさや形から、噴火の規模がいかに大きかったかを確認できます。
【浅間山と固まった溶岩】
コースの最後には、浅間山が噴火した際に生えていた木の形が
そのまま残って空洞になっている「溶岩樹型」も見られます。
【溶岩樹型】
スカイロックトレイルは有料で認定ガイドの同行が必須となっているのですが、
これは活火山である浅間山のすぐ麓で、利用者が安全かつ安心して自然を楽しむためのルールです。
また、火山活動に関する歴史や自然について丁寧に解説してくれるので、
ただ歩くだけではなく大変勉強にもなります。
皆さんもぜひ「スカイロックトレイル」を歩いてみてください!