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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

白山の夏山シーズン準備!甚之助避難小屋の清掃等をしました♪

2018年06月11日
白山国立公園

皆さん、こんにちは。
石川県白山市白峰、標高約500mにある白山自然保護官事務所では、夏鳥のアカショウビンの「キョロロロロ」という鳴き声が今週から聞こえるようになりました。白山にはいろんな鳥がいるなぁと、日々仕事をしながら実感しています。
アカショウビン
(アカショウビン。打波川(福井県大野市)で昨年撮影)

さて、6月2日(土)にパークボランティアの皆さんと白山の石川県側の登山道「砂防新道」沿いにある甚之助避難小屋の清掃などをしてきました!毎年恒例となっているこの活動では、7月1日の夏山開山祭を前に、登山者の皆さまを迎える準備として、看板の設置や標高2,000m付近にある甚之助避難小屋の清掃などを行っています。

設置する看板や工具、掃除用具などを参加者で分担して担ぎ、ホトトギスやクロジなどたくさんの野鳥の声が響き、サンカヨウやニリンソウなどが咲く登山道を登りました♪
ニリンソウ
(砂防新道で出会ったニリンソウ。標高1,750mの別当覗で6月2日撮影)

まず、砂防新道の一方通行区間を案内する看板の設置を行いました。秋に積雪による破損を防ぐために取り外した看板を担ぎ上げ、再び設置する作業です。重量も長さもある看板を運ぶには本当に体力が必要で、協力してくださる皆さんにはいつも感謝です。
重くて長い看板を担いで登るパークボランティア
(急な登山道を重い看板を担いで登ります)
なお、砂防新道の下り専用路は土砂が流入しているのが確認され、現在、通行することができません。このため、登りも下りも同じ登山道(登り専用路)を通行するようお願いしています。※これにともない、担ぎ上げた看板は、まだ部仮設置のままです。

次に、環境省が設置した道標のうち、文字が消えてしまっているものを補修をしました。雪で表面が削られていくので、春になると文字が消えている看板が雪の中から姿を現します。このため、毎年シールで補修をしているんです。
道標の補修
(補修作業中。撮影:パークボランティア)
白いシールが今年、新たに補修された部分。ちょっと白い部分が目立つけれど、行き先や距離がはっきりわかるようになりました。

そして、甚之助避難小屋ではお掃除です!
今年はお天気がよかったので、最初に毛布を天日干し♪

(湿った毛布を日光と風にあてました♪ 撮影:パークボランティア)
続いて、窓を開けてホコリを払い、拭き掃除。
床も梁も拭きます。

(パークボランティアの皆さんはとても手際よく掃除をしていきます!)

夏山シーズン用トイレの共用が開始されるまで、もうしばらく活躍する冬期トイレも清掃しました。

(トイレもきれいに!)
甚之助避難小屋や中飯場のトイレ(標高約1,300m付近)では水場の利用がまだできないので、清掃用の水はペットボトルなどに入れて担いで上がっています。清掃中、登山者の皆さまには小屋の利用に関してご不便をおかけしたが、ご協力ありがとうございました!


そして、いつも困ってしまうのは避難小屋のゴミです。
ほとんどの方はゴミを持ち帰ってくださっているのですが、中には放置する人がいるようです。カップ麺やお菓子の袋、ガス缶・・・様々なゴミが小屋に放置されていました。

また、小屋に荷物を保管されている方も・・・。避難小屋は個人のロッカーではありません。皆さんに気持ちよく利用していただくために、避難小屋にゴミを放置したり、頻繁に登るからといって個人的な荷物を長期で保管したりするのはご遠慮ください。

快適な避難小屋の環境を保つには、どうしても皆さまのご理解とご協力が必要です。どうぞよろしくお願いいたします。


*** 登山者の皆さまへ ***********************
白山はまだ夏山ではありません。
甚之助避難小屋より上はまだ雪が多く、冬山装備と十分な経験と技術・体力が必要です。ご注意ください。
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