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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

横山で英語ガイド、企画中です!

2018年03月30日
伊勢志摩国立公園 麻生里衣

久しぶりの投稿です。

この1年間、英語研修やワークショップ、下見などを行い、暖め続けてきた英語ガイドですが、

少しずつ形になってきました(*^^*)

横山を訪れる外国人観光客の方々に、もっと伊勢志摩のことを知ってもらいたい!という思いから、伊勢志摩パークボランティアの中でも英語に興味を持ってくださったボランティアさんと構想を練ってまいりました。

横山はまだ英語圏のお客さんが多くないため、日本語でも対応できるように併記で資料を作成しております。

3月も中旬に入り、横山でも早咲きの桜が咲いてきました!

桜を目当てに来る外国人には、花見のお話もする予定です。

こちらの画像は横山創造の森の桜園に多い、ヨウコウザクラ。

全国より少し遅いような気がしますが、2月頃から横山でもヤブツバキが咲き始め、まだ山中では花が残っています。横山から眺める英虞湾のリアス海岸や、真珠養殖やミキモトの創始者:御木本幸吉氏にまつわるエピソードなども紹介予定です。

ガイドの下見をしていると、ヤブツバキにメジロがー!

ヤブツバキとメジロ

ちょっとぼけてますが、資料作りにちょうど欲しかった絵が撮れました♪

私というとは、外国から伊勢志摩を訪れる人々に里山の自然の大切さを知っていただきたいという思いから、「ウバメガシ」を紹介したいと思っています。このウバメガシは、海岸沿いの岩場などに自生するカシの一種で、紀伊半島ではとても良く見られます。横山の尾根にも多いこの木は、昔から「備長炭」の原料として重宝されてきました。

前回のレンジャー日記にも書きましたが、この地域では伊勢神宮に奉納する神饌(神様にお供えする食事)にもなっている鰹節を燻す薪としても使われてきました。里山では、木を切り、山を管理することで、そこに生息する動植物の多様性を守ることが出来るという、外国ではまだ一般的でない日本の里山における自然保護の在り方を説明できるように、試行錯誤中です。

お客さんがどんな反応をみながら、少しずつ良くしていければと思っています。

まずは実行ということで、今月20日は雨天のため中止になりましたが、来月10日に再度決行予定です!