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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

一ヶ月が経過しました

2018年02月23日
上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 小林映絵

本白根山の噴火から、本日2月23日でちょうど一ヶ月が経過しました。

噴火当日からしばらくは、噴火の映像がトップニュースとして各報道番組等で取り上げられました。

その映像は、これまで見ていたスキー場の雰囲気とは全く違うものとして目に映ったのを今も覚えています。

この噴火により、噴火警戒レベル3(入山規制)へ引き上げが行われました。

現在も本白根鏡池付近から概ね2kmの範囲については警戒が呼びかけられています。

しかし、付近にある草津温泉や万座温泉の観光地はどちらも警戒区域外となっています。

噴火から一ヶ月が経過した今は観光客の足も戻ってきているようで、普段と変わらず

多くの方に温泉やスキーを楽しんでいただいている様子を見ることができました。

【草津温泉で足湯を楽しむ観光客】

【万座温泉スキー場でスキーやスノーボードを楽しむ観光客】

今回の噴火により、自然がもたらす災害と恩恵について再認識することとなりました。

特に、地元の観光関係者のインタビューで聞いた「共存し生活している」という言葉には前向きなイメージを抱きました。この自然を守り活用していくことを一緒に考えていけたらと感じているところです。

この噴火により、12名の方が死傷されております。

亡くなられた方のご冥福と、怪我をされた方の一日も早い回復をお祈り申し上げます。