アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
レンジャー写真展&ワークショップ開催@イオンスタイル名古屋茶屋店
2018年02月09日ズグロカモメの華麗なるカニ狩りが、印象的な藤前干潟からこんにちは。
アクティブ・レンジャーの吉塚です。
(空から一気に水中へダイブして、カニを捕まえて上がってきたズグロカモメ。お見事!)
今回は1月18日(木)から展示していた「レンジャー写真展2017」と1月27日(土)に実施したワークショップについて報告したいと思います。
レンジャー写真展会場は、藤前干潟と同じ名古屋市港区にあるイオンスタイル名古屋茶屋店で実施しました。
お店は数年前にできたばかりで最近のことですが、開店準備の段階からCSRの一環で、カフェスペースでの広報やデジタルサイネージ等で、藤前干潟の保全・普及啓発活動にご協力頂いております。今回の写真展会場としてご提供頂いたスペースや物品も、日々のご縁から繋がっていったものです。
(なんと大勢の人の目に触れる食品レジ前の特設会場にて展示させて頂くことができました!)
平日に行った設営の最中ですが、早速ご覧になっている方もいらっしゃいました。
地元での開催ということもあり、藤前干潟のことを知っていらっしゃる方も多く、「身近な所にこんなに生き物がいることを知らなかった」、「藤前干潟にまだ行ったことがなくて、行ってみようと思った」とコメントを頂いたり、とても興味を持って見られた方が多かったように思います。
また三重県へのアクセスもいいためか、「親戚が伊勢にいる」、「よく伊勢志摩にも遊びに行く」と伊勢志摩エリアにも関心を持っている方や、休日には三重県方面からお買い物においでになる方も。
勿論、登山を趣味とした方からは、白山も根強い人気があり、「お花が好きなんです」、「白山の写真が綺麗」というご感想も頂きました。
また、環境省の自然保護官(レンジャー)のことを初めて知る方のために、今回特別にマネキンもお借りして、レンジャー服も展示させて頂きました♪
また、今回は地元での開催と言うこともあり、レンジャー写真展に合わせて、藤前干潟の普及啓発活動の一環として、1月27日(土)には、会場に訪れた子どもさんを対象としたペーパーキャップづくりを開催!!
なお、ペーパーキャップは藤前干潟ふれあい事業実行委員会にて作成したものを使用しています。
(藤前干潟ふれあい事業実行委員会の詳細はこちら→http://www.city.nagoya.jp/kankyo/page/0000067134.html)
(ペーパーキャップは2種類。)
藤前干潟で見られるダイゼンという鳥と、干潟を棲み家にするトビハゼという魚です。
(被るととっても可愛く、子どもだけじゃなく、大人の方にも大人気!)
(ワークショップ会場)
広いテーブルと机を2つお借りし、2Fのイオンドリップカフェコーナーの一角にて実施しました。
休日のイオンということで、大勢の方がお買い物においでになるだろうと思い、藤前干潟ふれあい事業実行委員会のメンバー2名にもサポートに駆けつけて頂きました!ありがとうございました!
そしてペーパーキャップの材料もたっぷり用意しました。
午前中は少なく感じた参加者数でしたが、昼を過ぎたくらいから増え始め、たくさんのご家族にペーパーキャップを作って頂くことができました。
午後からお買い物に来た方が増えたということもありますが、午前中にペーパーキャップを作った子が、頭に被って店内を歩いていた姿を見て来たという子もいました。
また前回、稲永ビジターセンターで開催したサイエンスカフェに参加したトビハゼ好きな親子の方も、遊びに来て下さいました。
(ワークショップ開始の呼び込みをする西部AR(手前)と私(奥))
参加者の中には、カニを見に行ったことがある子。保全される前の藤前干潟を知っている方。名前は聞いたことがあるけど、実際には行ったことがない方などいらっしゃり、写真展やワークショップを機会に、藤前干潟を改めて意識して頂くことができたように思います。(個人情報の関係で作成時の風景が掲載できませんでした。ちょっぴり残念。)
中には早速、その日のうちに藤前活動センターに遊びに行った親子もいらっしゃいました。
またショッピング利用のお客様だけでなく、地元から通勤している従業員の方からも休憩時間に藤前干潟について会場に訪ねられることがあり、地元の方に愛されているんだなと、とても嬉しく思いました。
最後に、この度は、このような人が多く集まる大規模商業施設の貴重なスペースと物品を提供していただいた、イオンスタイル名古屋茶屋店の皆様、本当にありがとうございました。これまでこのような場所では、写真展を開催したことがなかったので、私たち自身多くを学ばせて頂きました。
(スラッとした首が綺麗なカンムリカイツブリ。)
とても身近にある藤前干潟。
藤前干潟には多くの生きものがいて、春夏秋冬、様々な景色の変化を感じられる場所です。
藤前干潟のことを知った皆様には、これから何度でも遊びに来て欲しいなと思います。
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