アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
今年最後の立山室堂へ
2017年12月04日
中部山岳国立公園
こんにちは、立山自然保護官事務所の中山です。
今年も残り1ヶ月を切りましたね。
さて、11月30日をもちまして、今シーズンの立山黒部アルペンルートの営業が終了しました。
今年は11月25日時点で300cmの積雪を記録しており、立山高原バス(美女平駅から室堂駅間)は11月23日以降の運行ができないまま、営業を終了しました。
11月22日より登山者の安全対策のためのポールやロープの維持管理、ゴミ持帰りの周知、室堂平の巡視を行いました。
【吹雪の室堂】11月24日撮影
風や雪が強く数メートル先すら見えづらいこともありました。立山が厳しい自然環境の中にあることを、身をもって体感しました。
【し尿跡】11月25日撮影
残念ながら、雪にはし尿跡がありました。他の利用客の皆様が気持ちよく使えるよう、また立山の自然を守っていけるよう、携帯トイレの使用にご協力をお願いします。
【純白の立山】11月26日撮影
朝早い時間帯には一時的に立山の稜線まで見ることができました。私にとっては、今シーズン最後の室堂から見た立山の様子です。この時は、雄山や室堂山、剱御前方面に向かうバックカントリーの方々が目立ちました。
【最終日の室堂ターミナル】11月30日撮影
繁忙期の賑やかさが嘘のような、静かな室堂ターミナルでした。
30日に片付けを全て終えて、関係者の皆様とともに扇沢駅に下山しました。
4月のアルペンルート開通前から8ヶ月間、残雪から花盛り、紅葉、そして新雪と様々な姿の立山に巡り会えました。
来年も変わらない姿の立山が望めることを願っています。