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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

大町市から氷河見えます

2017年10月03日
後立山 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは。

信濃大町 山フェス「北アルプス100年祭」が先の土曜日と日曜日(9月30日、10月1日)に行われました。天気にも恵まれ4,500人もの方が来場されたそうです。


<10月1日、北アルプスの山並みがはっきり見えました。右奥から左に五竜岳、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳が連なり、さらに左の鳴沢岳、赤沢岳へと連なります。大町市三日町付近の県道から。>



<フェスには近隣市村などのマスコットキャラクターも来ました。左は松本市の「アルプちゃん」、右から2体目が大町市の「おおまぴょん」、右は白馬村の「ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男Ⅲ世」。あなたの推しキャラは?>



さて、私たちは山フェスで写真展示を行ったのですが、展示する写真を選ぶ作業中に気付いたことがありました。

「大町市から、日本に現存する氷河3つと学会による氷河認定待ちの1つの雪渓を見ることができます。」

■氷河として認定されている雪渓は「小窓(こまど)雪渓」「三ノ窓(さんのまど)雪渓」「御前沢(ごぜんさわ)雪渓」の3つ

■大町市にある「カクネ里(かくねざと)雪渓」は氷河の可能性が高いですが、まだ認定されていません。

■大町市境の稜線を歩くと3つの氷河とカクネ里雪渓を見ることができます。


<カクネ里雪渓。鹿島槍ヶ岳の北面の谷にある。>


<立山と剱岳の東斜面に3つの氷河がみられる。>



今シーズンはもう山小屋の小屋閉めの始まるような時期になりました。来シーズン、氷河を望む大町市の稜線を歩いてはいかがでしょうか。