アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
藤前干潟サイエンスカフェの実施報告
2017年02月03日みなさま、藤前干潟からこんにちは。
アクティブ・レンジャーの西部です。
今朝方、稲永公園にもいると聞いていたコゲラを始めて目撃し、ちょっと感動しました。
海辺の松林ではあまりいないようですが、公園など住宅街でも見られるそうです、、、
私は始めて見ました!
<コゲラ:稲永公園> <アオジ:稲永公園>
さて、以前からAR日記でもご紹介しておりました
「藤前干潟サイエンスカフェ 藤前干潟と繋がる海~伊勢湾の流れ~」
が、先週の土曜日(1/28)に無事終了しましたので報告したいと思います。
<会場の様子>
20名の定員に対し欠席を見越して少し多めに受付けたところ、ほとんど欠席される方がなかったため、会場が狭くなってしまい、結果、カフェスペースが混雑。
参加された皆さまには申し訳ありませんでした。
主催者としては、大変嬉しい悲鳴でもありますが、今後の課題として検討していきたいと思います。
<話題提供:小椋 進 所長(国土交通省 名古屋港湾空港技術調査事務所・伊勢湾水理実験センター)>
<海洋短波レーダー:伊勢湾環境データベース・ホームページで公開されているシミュレーション>
伊勢湾の流れ、ということで小椋所長には、伊勢湾の海洋短波レーダーのシミュレーションなども交えながら、簡潔に分かりやすくお話いただきました。伊勢湾から流れる藤前干潟周辺の流れに関するお話もあり、参加された皆さんも藤前干潟がどんなふうに形成されて、どんな特徴を持つ干潟なのか、理解が深まったのではないかと思います。
<ファシリテーター:伊藤健吾先生(岐阜大学応用生物科学部)>
伊藤先生には、ファシリテーターとしてご参加いただきました。
実は今回のお話を解説するにあたって、先生からは<海の流れと生きものの関わり>などについてネタをご用意いただいていたのですが(!)、残念ながら、時間が足らず皆さまにはご紹介できませんでした!!!ごめんなさい!
先生からちょっと中身を伺っただけなのですが、とても(×2)面白そうなお話だったので、何かの機会で披露していただけないかと、密かに思っているところです!
(まだ、伊藤先生にもお話していないのですが・・・)
藤前干潟サイエンスカフェは過去にも開催されていますが、私自身は企画・運営には携わっておらず、全てが手探り状態で、ドリンクの提供方法やどんな話題にしたら良いか、などなど、やはり準備は大変だなぁと思い知りました。
カフェに使用したドリンクは、普段から藤前干潟の普及啓発に協力いただいているイオンスタイル名古屋茶屋店さんからご提供いただきました。最初はドリンクの提供一つとってもどうしたら良いか検討することから始めなくてはいけなかったので、何種類か用意出来ると分かったときは正直ほっとしました。
<ドリンク提供:イオンスタイル名古屋茶屋店> <ドリンクコーナー>
その他にも、会場の設営には稲永ビジターセンターやお隣の名古屋市野鳥観察館のスタッフの方々の協力もあって、なんとか実施することが出来ました。
お話の内容だけでなく、ここまでの準備の段階も含めて、私にとっては非常に良い経験になりました。
参加いただいた皆さま、小椋所長、伊藤先生、国土交通省ご担当者さま、イオンスタイル名古屋茶屋店ご担当者さま、名古屋市野鳥観察館スタッフ・稲永ビジターセンタースタッフの皆さま、ありがとうございました!
名古屋自然保護官事務所のメンバーも、お疲れさまでした!
来年度は、いったいどんな企画が実施されるんでしょうか???
皆さま、お楽しみに。
その前に、あと少しで藤前干潟は春の渡り鳥たちで賑わう季節がやってきます。
稲永公園の散策がてら、のんびりと干潟鑑賞に来てみませんか。