アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
「安曇小学校6年生と一緒に外来植物対策」
2016年06月14日上高地よりこんにちは。
梅雨入りしたものの、最近、ソフトクリームを美味しそうに食べるお客さんの姿を窓の外によく見ます。
上高地もだんだん夏らしい気候になってきました。
さて今回は、地元の安曇小学校6年生と行った外来植物除去活動についてです。
6月10日(金)に安曇小学校6年生と外来植物除去活動を行いました。
安曇小6年生の児童は、以前から上高地の動植物について勉強してきており、その中で、外来植物についても興味を持っていたそうです。そして、「ぜひ上高地の外来植物除去活動をしたい」という子どもたちの願いのもと、環境省と連携して外来植物除去とそれに関わる学習を行うことになりました。
当日、安曇小6年生6名の明るく個性豊かな児童たちと会うことができ、とても嬉しかったです!!
【イントロダクション】初めに、上高地のことや外来植物のことなどの話をしました。
どの子も興味を持って聞いてくれ、自分たちから言葉を発することのできる素敵な子どもたちでした。
上高地に関するクイズを出した時、釜トンネルの入り口で水をまいている理由を知っている子もいて、さすが地元の子だなぁと感心しました。
釜トンネルの入り口で水をまいているのは、上高地に進入する車両のタイヤをきれいにして、外来植物の種が入らないようにするためです。今度、釜トンネルを通るときに注意して見てみてくださいね。
【エゾノギシギシ除去作業中】ビジターセンター前辺りで外来植物のエゾノギシギシを抜き取りました。
【根っこを取るぞ!!】地中深くに伸びる根をできるだけ取り除こうと頑張っていました。
【活動を振り返って】感想の発表や、次へ繋がるまとめを行いました。
この日、実際に抜き取り活動を行ったのは1時間。活動時間中、集中して抜き続けることのできた安曇小6年生のみんなに感心しました。みんなで力を合わせた結果、エゾノギシギシを約7㎏抜き取りました!
この活動を行って終わりではなく、今後どのように上高地と関わっていくのか、自分たちにはどんなことができるのか、考え、実践していってくれるといいなと思います。