アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
「第70回ウェストン祭と記念山行」
2016年06月13日
突然ですが、みなさんはウォルター・ウェストンさんを知っていますか?
ウェストンさんは、それまで信仰のための登山が主流であった日本に「楽しみとしての登山」を紹介した英国人宣教師です。日本山岳会により1937年、彼のレリーフが梓川沿いの広場に掲げられ、1947年より毎年6月の第1日曜日にウェストン祭が開催されるようになりました。そして今年は、晴れ空の下、70回目のウェストン祭が行われました。
さて、今回はその6月5日に行われた「第70回ウェストン祭」についてです。
ウェストン祭の前日6月4日には、記念山行があり、その昔ウェストンさんが歩いた道と同じ道を辿って上高地まで歩きました。山岳会の方々はもちろん、地域の方々や、地元安曇小学校の子どもたち、一般の方々、多くの人が参加しました。
【いざ!島々を出発!】心配していた天候にも恵まれ、さわやかな朝でした。
【沢沿いの静かな道】山中にひっそりと続く道です。
【徳本峠の小屋では豚汁が振る舞われました】上すトン汁 だそうです(ウエストンさんとかけて)
翌日は、ウェストン碑の前で第70回ウェストン祭が行われました。
【安曇小4年生の児童からの献花】翌日のウェストン祭ではウェストン碑に花が手向けられました。
【エーデルワイスクラブと安曇小学校児童の合唱】「ウェストンの歌」「おおまきばはみどり」を歌いました♪
【リコーダー演奏】安曇小学校の児童がエーデルワイスの演奏をしました♪
【花を手向けられたウェストン碑】花を手向けられたウェストンさんは心なしか笑顔に見えますね。
その後、日本人として初めてエベレストを登頂した大町市出身の平林克敏さんの講演もありました。
祭りの終わりは、エーデルワイスクラブによる「今日の日はさようなら」の歌でしっとりと終わりました。
ウェストン碑は何度か見ていますが、なんだかこの日はいつもよりウェストンさんの顔がやわらかい笑顔に見えたのは私だけでしょうか・・・?