アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
*冬のお客さん*
2016年02月03日今年は雪があまり無く暖冬の影響を感じています。先月の寒波の到来でいっきに積もった雪もだいぶ溶けてしまいました。雪かきと屋根雪下ろしはやっかいですが、降らなければスキー場の運営や除雪作業など冬の仕事が無くなってしまうので、無くても困る存在です。
しかし暖冬とは言っても、山には相当量の雪が降り積もるのは変わらず、入ることはできません。冬の間は事務所にこもり事務仕事をしていますが、そんな日々のちょっとした楽しみはふらっと事務所に訪れる小さな来客です。パソコンに向かいながら気配を感じちらっと外に目をやると、かわいい鳥がいるのです。その愛らしい姿と仕草に癒されます。
ヤマガラ?かキビタキ?小さくて判別できません・・。
カケスはわかりやすいです。羽の青色が綺麗です。
ツグミでしょうか。餌を探していたようです。
どれも画質が悪いのはご容赦ください。今まで鳥は難しいという先入観にとらわれ興味が無かったのですが、少しずつ覚えて行くうちに可愛く見えてきました。あまり気にかけていなかった頃は見えなかったものが、興味の対象になるとどんどん視界に入り、こんなに身近にいたことに感動を覚えました。
今月、白山自然保護官事務所ではスノーシューで散策する自然観察会を実施する予定です。今回は白山国立公園が会場ですが、たとえ国立公園で無くても身近に自然はたくさんあるのだと改めて感じています。観察会を通し自然への興味を深めてもらい、すぐそばの小さな発見、小さな感動をどんどん増やしていくためのお手伝いができれば、とあれこれ思索中です。