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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

南陽図書館でワークショップ(出前講座)

2015年12月28日
名古屋 西部理恵

皆様、こんにちは。

今日は晴れて、風もそれほど強くない穏やかな藤前干潟でした。

遠くてピンぼけですが、ハマシギの群れが飛んでいます。

そしてダイゼン。こちらはハジロカイツブリ。



今年はエルニーニョ現象の影響で暖冬か、というニュースが流れていましたが、

確かに12月も暖かい気がします。

普段ならとっくにスノータイヤに履き替えているのですが、今年はまだどうしようかなぁと迷っているくらいです。皆様はいかがでしょうか。

このエルニーニョ現象とは簡単に言うと、貿易風が弱まって太平洋の東側の赤道付近で広範囲に海面水温があがる現象です。大気と海洋とは常に密接に関係しているため、こうした海水面の温度変化が気象にも影響を与えるのです。

ちなみに、同じ海域で海面水温が下がる現象をラニーニャ現象といい、その冬は寒くなります。エルニーニョは男の子、ラニーニャは女の子を意味するスペイン語だそうですよ。



さて、そうはいっても寒くなってきて師走らしさを感じる今日この頃です。

頑張って走り抜けたいと思いつつ、若干、息切れしそうな私ですが、

先日12月19日(土)に、今年最後の出前講座で元気をもらってきましたので、

報告したいと思います。

場所は、藤前活動センターからも比較的近い名古屋市南陽図書館

11月に入ってから南陽図書館で藤前干潟の紹介パネル展示が始まり、それにあわせて低学年向けのワークショップを開催したのです。

残念ながら、パネル展示は25日(金)で終わってしまうので、この日記がアップされているころにはご覧頂くことが出来ないかもしれません。

ワークショップのタイトルは、「藤前干潟の生き物を知ろう!~カニ、カモ、トビハゼの塗り絵とお面作り~」

スライドを使った授業形式ばかりではなく、こういったワークショップのような出前講座もやっています。実は、少人数のワークショップは私にとって初めての経験でしたが、とても楽しく出来ました。

絵を描いたり、塗り絵をしたり、と言う活動は、生き物をじっくりと観察するので、子どもたちが興味を持つキッカケになるかもしれませんね。

ご参加いただいた皆様、名古屋市南陽図書館の皆様、ありがとうございました!



※出前講座の報告は、中部地方環境事務所ホームページの【環境省職員による講座について】にある開催報告からご覧頂けます。



最後になりましたが、

今年度の稲永ビジターセンター、藤前活動センターは、【12月27日(日)】が最後の開館日になります。

年始は1月5日(火)からの開館となりますので、よろしくお願いいたします。



それでは皆様、よいお年を!



※名古屋自然保護官事務所では、藤前干潟の生き物の話や歴史の話を通して、生き物の面白さや環境について学べる出前講座を実施しています。いろいろな形での出前講座を行っておりますので、興味のある方はぜひお問い合わせください。

詳細は、中部地方環境事務所ホームページの【環境省職員による講座について】でご覧頂けます。