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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

今日の藤前干潟。そして、今週末は秋のクリーン大作戦!

2015年10月22日
国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵

藤前干潟から、こんにちは。

今日の藤前干潟は、少しかすんでいて鈴鹿の山は霞の向こうに隠れてみえません。

それでも、気持ちの良い風が吹き散歩日和です。


さて、今日は渡りのカモ達が次々に飛来しているらしいと聞き、

鳥の勉強がてら、お弁当を持って庄内川河口のヨシ原まで巡視に行ってきました。

堤防沿いには、満ち潮の時期を狙ってハゼ釣りの人達がポツポツと集まり、

ウォーキングやランニングの人、ビジターセンターの来館者、散歩の人、、、

のんびりと楽しげな空気が漂う稲永公園です。



実は、ここ最近は干潮時刻が明け方と夜中で、日中は潮が満ちる時間帯。

干潟を見るにはタイミングが悪いのですが、

水際に寄っているカモを見るには近くで観察できるチャンス。

見られた鳥は、

イソヒヨドリ、コガモ、オナガガモ、ミサゴ・・・などなど。

イソヒヨドリ

イソヒヨドリ、名前には"ヒヨドリ"とついていますが、

ヒヨドリとは別で、ツグミの仲間なんだそうです。

オスは青い羽にお腹が赤褐色とカラフルなのですが、

メスはグレーから黒色の地味な色合い。

幼鳥はメスとオスの中間だそうですが、これはメスかな?

まだまだ判別できない鳥ばかりです。



さらに、特に今の時期はカモのオスはエクリプスといって

羽がメスと同じような地味な色合いになる時期なので、鳥見初心者には苦しい!

もうそろそろ冬羽になるから分かりやすくなるよ!と言われているのですが。

これは水際で休むコガモの群れ。藤前干潟には、現在1000羽単位で入っています。

水際で休むコガモの群れ

ご飯を食べながら観察していると、

なんとミサゴが魚を捕る瞬間が見られて大感動!

このレンズではこれ以上近寄れません。

遠すぎて、そしてピンぼけ写真なのでちっともわからないと思いますが・・・

足につかんでいるのはボラかな?魚をつかんでいます。

魚を抱えて飛ぶミサゴ



今日はいよいよハマシギも入ったとのこと、

だんだんと冬の足音も近づいてきたそんな藤前干潟。

今週末は、鳥達・・・ではなく、

たくさんの人がやってくる一大イベントがあります!

藤前干潟 秋のクリーン大作戦!

1,000人~2,000人近くの人が参加して、みんなで藤前干潟の海岸清掃を行います。

海岸清掃を通して、ゴミを捨てない生活、について考えるきっかけにして欲しいと思います!

もちろん、私たちも参加しますよ。頑張ります!

参加される方は、一緒に頑張りましょう。

10月24日(土)が晴れますように。