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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

出前授業@志島小学校(夏)

2015年09月18日
志摩 アクティブレンジャー 半田俊彦

9月14日に志摩市立志島小学校で出前授業を行いました。

四季の自然を記録する内容の2回目(夏)です。

 

今日のミッションは「磯の生きものを調べよう!」

主に3種類の生きものにスポットを当てて観察しました。

 

今日の観察場所は春に行った「前浜」の隣にある「布海苔浜」です。

 

前浜(上の写真)は白い砂浜、堤防をはさんで隣の布海苔浜(下の写真)は

なぜか黒い色の砂浜で岩礁があります。

隣り合う砂浜の色が違うなんて不思議ですね。

 

今日のミッションの1番目の答えは「アラレタマキビ」です。

イボニシやクボガイといったほかの巻き貝と一緒にバケツに入れ

そこに海水を注いでしばらくすると・・・・

見事にアラレタマキビだけが水の上に出て来ました。

 

続いて2番目のミッション、イソギンチャクを見つけて触ったり、

3番目のミッションのヤドカリを探したりしました。

イソギンチャクはヨロイイソギンチャクという種類がいました。

ヤドカリは石をひっくり返すとたくさん隠れており、

1匹見つけると次々に見つかります。

ヤドカリを見つける「目」が慣れてくるからです。

 

最後にヤドカリの種類を同定して、

やどかりレースをしました。

ここで見つけたヤドカリは、みなホンヤドカリという種類でした。

 

前回は砂浜の植物を中心に調べましたが、

今回は磯の動物を調べました。

どちらも自然の豊かさやおもしろさに気付いていただけたと思います。

 

次回の秋の授業では、海岸の漂着物に注目する予定です。

秋の授業も楽しみです。

ご協力いただいた先生方、児童のみなさん、

どうもありがとうございました。