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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

出前授業@成基小学校(1回目)

2015年05月19日
伊勢志摩国立公園 アクティブレンジャー 半田俊彦

5月14日に志摩市立成基小学校で出前授業を行いました。

成基小学校では昨年度も4年生の理科の授業内で

5回の出前授業を行いましたが、

今年度も同様に4年生の理科で行わせていただくことになりました。

 

はじめに、国立公園やレンジャーの仕事について知ってもらいます。

続いて今年度の「成基小学校レンジャー」のミッションを発表し、

5名の児童を「成基小学校レンジャー(見習)」として任命しました。

 

今回は四季の自然を調べる授業の第1回目として、

フィールドビンゴの様式を使って自然を見る目を養いました。

目的意識を持って探すと、自然の中からはいろいろな発見があります。

 

今年度の定点観測地も大きな柿の木の周辺にしました。

 

「カッパがいる」という川の淵をのぞき込んでいます。

この地域は本当にカッパに出会えそうですごいです!

 

モチツツジの花やつぼみを触ってみました。

ベタベタとした感触がありますが、手には残りません。

 

アカメガシワの葉の密腺に集まるアリを観察しています。

 

田んぼの横の水路には、メダカ、オタマジャクシ、

アメンボ、ヤゴ、イモリ、ツチガエル、タイコウチなど

たくさんの生きものがいました。

 

アラカシの葉に「おとしぶみ」を発見したので

教室に戻ってから紙の葉を巻いて「おとしぶみ」を作ってみました。

これがかなり難しく、改めて昆虫の能力に感心させられました。

 

水路にいたタイコウチです。

 

「おとしぶみ」です。

非常に美しく葉が巻かれており、

何度見ても飽きることがありません。

 

次回は夏の授業になります。

もっとたくさんの生きものに出会えることでしょう。

学校の先生方、児童のみなさん、どうもありがとうございました。

次回もよろしくお願いいたします。