アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
アカガエルの産卵
2015年03月13日
志摩
こんにちは。
3月も半ばとなり、伊勢志摩国立公園では春らしい日が増えてきました。
ウグイスやコジュケイのさえずりが聞かれたり、
ツクシやタンポポの花が見られたりしています。
なかでも最も早く「春」を伝えてくれるのはアカガエルです。
1月の中頃から早くも産卵が始まり、
2月にはオタマジャクシが泳ぎ出すのです。
創造の森横山では伊勢志摩国立公園パークボランティアが
モニタリングサイト1000里地調査の一環として
毎年アカガエルの卵塊の数を調査しています。
【アカガエルはこんなカエルです】
今年は1月23日の調査で最初の卵塊を確認し、
3月12日までにニホンアカガエルとヤマアカガエルの卵塊を
合計で443個確認しました。
【今年最初に確認したアカガエルの卵塊です】
これは、2008年度に調査を開始して以来、
最も多い卵塊の数になります。
もしかすると水辺を整備したり、周辺を草刈りしたりするなどの
日頃の活動の成果が現れているのかもしれません。
【確認した卵塊には旗のようなマークを立てます】
今後も調査を継続するとともに、
アカガエルが住める環境の保全活動に生かしていきたいと
思っています。