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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

出前授業@成基小学校(冬)

2015年02月12日
伊勢志摩国立公園

少し前の話になってしまいましたが、

1月20日に志摩市立成基小学校で出前授業を行いました。

4年生の理科で春夏秋冬の自然を記録していますが、

今回は4回目で「冬の自然」です。

 

はじめに、寒い冬に動物や植物はどうやって過ごしているのかを、

姿を想像したり、自分に置き換えてみたりしながら考えてもらいました。

 

今日のテーマは「生きものは冬、何している?」

・春にたくさん咲いていた「タンポポ」の姿は?

・夏にたくさん捕れた「昆虫」はどこに行ったのか?

・秋に調べた「どんぐり」の今は?

大きく3つの疑問が出ました。

さっそく確認のために外へ出ます。

 

向かったのは定点観察ポイントとして決めた大きな柿の木の周辺です。

柿の木は葉も果実もなくなっていましたが、

秋にどんぐりを観察したアラカシをはじめ、

周辺には冬でも緑色の葉を付けている樹木がたくさんありました。

常緑樹が多い伊勢志摩の特長が、冬の山を見ることで実感できます。

 

枯れ草や朽ちた木が積んである場所を見つけ、割ってみました。

中からはキマワリやコメツキムシの幼虫、ゴミムシダマシの仲間のほか、

大量のシロアリなどが出てきました。

 

春にタンポポの花やオオイヌノフグリをスケッチした地面に目を向けると、

ほとんどの植物はロゼット状になり地面に貼り付くようにしていましたが、

そこにはもうすでに小さな春が見つけられました。

よく見ると、ツクシが芽を出していたり、

テントウムシが草の下に隠れていたり、

早くもタンポポの開花を見つけたりしました。

 

どんぐりがたくさん落ちていた道には

割れたどんぐりのかけらや落ち葉が積もっていました。

時間がなくて十分に観察できなかったのですが、

ここでは根を出したどんぐりを発見できました。

秋の授業で、どんぐりは殻斗の付いている偏平な側ではなく

反対のとがった方から芽や根を出すと言う話をしたのですが、

土に埋まったどんぐりを探すと、その様子がよく分かります。

 

今回の授業で、四季の自然観察は終了です。

次回は1年間のふりかえりを行う、まとめの授業です。

みんなが成基小レンジャーとして活躍できるように

私も頑張って授業を行いたいです。