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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

ミニ門松づくり

2014年12月11日
伊勢志摩国立公園 アクティブレンジャー 半田俊彦

先日、出張で名古屋市に行ってきました。
夜の街はクリスマスイルミネーションに彩られてとても華やかでした。
一方、本日の話題はクリスマスの先、お正月の準備です。


横山ビジターセンターでは12月になると、
小学校や児童館などから依頼をいただいて「ミニ門松」づくり
の体験を行っています。
先日、志摩市の和具幼稚園で開催されたファミリー参観の
ミニ門松づくり指導に参加したので報告します。


当日は園児19名とその家族を含めて約50名が参加しました。
ミニ門松づくりの材料はあらかじめ切って、
数や大きさをそろえ準備してありますが、
グルーガンを使う作業もあって親子で協力して作りました。


この日のスタッフは私のほかにビジターセンターの職員と
パークボランティアが参加しました。
今回を含め12月は5回ほどのクラフトイベントがありますが、
材料の調達やパーツの準備が実は一番大変な作業なのです。


今回使用した竹は節の部分で切断してあるのがポイントで、
断面が笑っている顔のように見えます。
3本の竹を固定し、わらを巻いて飾りをするだけの簡単な作業ですが、
笑顔で良い年を迎えられるように皆心を込めて作っていました。


自然物に直接触れたり、伝統の飾りを自ら作ったりする体験は、
現代ではとても貴重で大切なものになっていると思います。
12月18日には横山ビジターセンターで本格的な「しめ縄づくり」の
自然観察会も開催されます。
ぜひ多くの方に体験していただきたいと思います。