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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

上高地の冬期利用について

2014年12月16日
上高地 アクティブレンジャー 関口 拓司

上高地は11月15日をもって閉山し、現在は冬期閉鎖期間中となっています。

冬期閉鎖期間の上高地は極力人間活動による影響をなくして、静寂な自然環境を維持すべきとの認識から、地域関係者及び関係行政機関が連携して、平成22年に「上高地地域冬期利用管理方針」が策定されました。

その方針に基づく取組の一つとして、釜トンネル入口に看板を設置しました。

通行する際は必ずお読み下さい。

看板を設置した様子

冬の上高地は気象条件が変わりやすく、雪崩や落石、地吹雪が発生するなどの危険があります。入山の際は自己責任を原則とし、冬山登山であることに留意して、安全と自然環境保全のために、以下のことをお守りいただくようお願いします。

入山の際、必ず登山届を提出してください。

 登山届提出箱が中ノ湯ゲートに設置されています。

雪崩・落石・地吹雪等に十分注意してください。

 釜トンネル上~大正池間の県道上では、特に雪崩の注意が必要です。

用便は冬期トイレを使用してください。

 冬期トイレは、大正池・中ノ瀬・上高地バスターミナル・小梨平の4か所です。

湿原には踏み込まないでください。

 植生に影響を与えるおそれがあります。道路や歩道から外れて歩かないでください。

テントは小梨平野営場で張ってください。

 ホテル・旅館、ビジターセンターの軒下や施設の敷地内には立ち入らないでください。

ゴミや食料は必ずお持ち帰りください。

 野生動物の行動に影響を与えるおそれがあります。ゴミや食料はお持ち帰りください。

林間コース(自然研究路)は通行止めです。

 木道の老朽化、踏み抜き等の危険があるため立ち入らないでください。

冬期トイレの位置や注意箇所をを表した地図がこちらです。