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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

第3回JPR開催報告

2014年11月11日
万座
第3回目は、東京大学地震研究所教授の武尾実先生を講師に迎え、「噴火の仕組み」や「浅間山の調査研究の状況」について学習しました!

日本は3つのプレートの上にあり、110の活火山があることが分かったね。
そして、プレートが動くことによりマグマ溜まりに圧力がかかり、マグマに気泡が入って噴火する事を知りました。
ちょっと、難しい内容だったけどみんな一生懸命にメモをとっていました。

研究所の裏に移動し、天明3年の噴火で出来た地層を確認しました。
噴火によって出来た地層の厚さにビックリしたね!!
(半分からの下の黒土は噴火前に出来た地層です。その上に積もっている茶色い地層は浅間山の噴火により火山灰や軽石などが降り積もり出来た地層です。)

そして、地下30mに設置している地震計を見に行きました。
地下階段は薄暗く、急な段差もあり「怖い。怖い。」と言いながらもシッカリと現地を確認。
みんな、素晴らしい!!

設置されている計測器は、人の歩く震動も感知する高性能な装置で、この場所普段は入ることが出来ないんです。今回特別に入らせて頂きました。
東京大学地震研究所では浅間山にこのような装置を設置し、火山の研究や噴火の予測を行っています。

そして、お待ちかね。東京大学大学院の“カンちゃん”による、噴火実験も行われました。

噴火は、「圧力」「粘性」「気泡」それぞれの状況によって、変わる事を学びました。

最後に、まとめの活動として火山クイズを作りました。
各班に分かれて作戦会議が行われました。



“天明3年の浅間山の噴火は何年前の何月何日でしょうか”“2009年の噴火は何日間続いたか”“天明3年の噴火の犠牲者は何人でしょう”“噴火するには何が必要でしょう”。
どの班も、凝った問題となっていました。
武尾先生も黒レンジャーもその難易度に、ちょっとビックリしてたみたいだよ☆

さて、次回は12/14(日)。次回は最終回と言うことで、これまでの振り返りを行う予定です。また、元気に会おうね♪