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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

出前授業@波切小学校(4年生2回目)

2014年10月17日
志摩
10月7日に志摩市立波切小学校の出前授業をおこないました。
波切海岸の自然を守る「波切小レンジャー」を目指した活動の2回目です。


はじめに前回の内容をふりかえり、今回のミッションを確認しました。
前回は磯の生物を観察しましたが、今回は砂浜の植物を中心に自然しらべを行います。


まずは砂浜の自然を25マスのビンゴカード形式でチェックしながら探しました。
「ピンクの花」や「良いにおいのする草」を見つけるのに苦労していたようですが、みんなで協力して探すと、ほとんどの項目を見つけることが出来ました。


次に班ごとに分かれ、ハマヒルガオ、ハマゴウ、ハマアザミの3種をじっくりと調べました。
葉を触ったり、においをかいだり、根を掘ったりして観察しました。
砂浜に生える植物の根は思った以上に長く深く伸びており、掘るのにはかなり苦労しました。


最後に自然を守る活動として、海岸のゴミ拾いをしました。
空き缶やペットボトルをはじめ、夏休みの名残と思われるサンダルやスノーケルなども落ちていました。
家庭できちんと分別すればリサイクルできる「資源」でも、一度捨てられると汚れてしまい「ゴミ」になってしまうことを知ってもらいました。


2回にわたって波切海岸の自然を調べ、守る活動をした全員を、「波切小レンジャー」として任命しました。
これから、国立公園の自然を守るレンジャーの仲間として活躍してほしいです。

波切小レンジャーのみなさん、先生方、協力いただいたパークボランティアのみなさん、どうもありがとうございました。


砂の中にたくさんいたハマダンゴムシです。
大きな目がカワイイ!!