アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
「渡り鳥調査隊」を実施しました!
2014年09月12日
名古屋
少し前のことになりますが、
8月23日(土)に藤前干潟ふれあい事業として実施している調査プログラム、
「渡り鳥調査隊」が名古屋市野鳥観察館にて開催されました。
藤前干潟では、干潟や干潟をとりまく環境の現状を知るために
定期的に野鳥や底生生物等の生き物の調査が行われています。
今回、その調査の楽しさや重要性を知ってもらうために、
市民の方に野鳥の調査にチャレンジしてもらいました。
8月23日の「渡り鳥調査隊」の参加者は13人。
内、小学生の参加が6人ありました。
プログラムは、野鳥のレクチャーから始まり、
今の時期に藤前干潟で見られる野鳥の紹介とその見分け方が
野鳥観察館のスタッフから簡単に解説されました。
【レクチャー】メモを取りながら熱心に聞いている参加者も・・・。
さらに、野鳥の調査方法の解説があり、
野鳥観察館内で、簡単に調査の練習をしました。
【調査の練習】みんな真剣に望遠鏡をのぞいています。
その後、いよいよ野鳥観察館を出て調査に出発。
3班に分かれて、野鳥観察館の前を流れる庄内川(藤前干潟鳥獣保護区内)に
飛来した野鳥の種類と数を調べました。
【調査】庄内川にはどんな鳥が見られたでしょうか?
参加者一人一人に担当の鳥(例えばカルガモ)を受け持ってもらい、
同じ種の鳥を漏らさないように、カウントしてもらいました。
カワウやカルガモ、ウミネコは100羽以上確認された班もありましたが、
担当の子は望遠鏡とカウンターを上手に使って
最後の一羽まで根気強くカウントしてくれました。
【干潟の上にいるカワウやウミネコなど】
プログラムの最後は、野鳥観察館に戻ってきて
調査結果のまとめをみんなで行い、
それぞれの班で確認された鳥の種類と数を発表してもらいました。
その各班の結果がこちら↓。
【渡り鳥調査隊の調査結果】
今回の調査では全体で、21種、2,171羽の野鳥がカウントできました。
多く見られたのはカワウの1,405羽、ウミネコの266羽、
カルガモの174羽でした。
上流にはカルガモ、下流にはウミネコが多く見られました。
また、秋の渡り鳥であるアオアシシギ、ソリハシシギ、ホウロクシギ等も
確認でき、秋の渡りが確実に始まっていることが分かりました。
【アオアシシギとソリハシシギ(一番右)】
参加者からは、「鳥の特徴について知ることができて良かった」、
「今まで知らない鳥を見ることができた」、
「またこのプログラムに参加したい」等の感想がありました。
また、個人的には参加している子供たちが本当に熱心に
望遠鏡をのぞきながら、野鳥を探している姿が印象に残っています。
今回の調査の体験で藤前干潟の野鳥や調査に対しての関心が
大きくなっていると良いと思います。
渡り鳥調査隊は12月6日(土)にも予定されています。
この頃には、冬の渡り鳥であるカモがきっと藤前干潟に
たくさん来ているはずです。
カモ(特にオス)は色が鮮やかで識別もカウントもしやすい野鳥です。
みなさんもぜひ、気軽に参加してみてください。
詳細はこちらのチラシをご覧ください↓。
「藤前干潟生きもの調査隊 チラシ」
8月23日(土)に藤前干潟ふれあい事業として実施している調査プログラム、
「渡り鳥調査隊」が名古屋市野鳥観察館にて開催されました。
藤前干潟では、干潟や干潟をとりまく環境の現状を知るために
定期的に野鳥や底生生物等の生き物の調査が行われています。
今回、その調査の楽しさや重要性を知ってもらうために、
市民の方に野鳥の調査にチャレンジしてもらいました。
8月23日の「渡り鳥調査隊」の参加者は13人。
内、小学生の参加が6人ありました。
プログラムは、野鳥のレクチャーから始まり、
今の時期に藤前干潟で見られる野鳥の紹介とその見分け方が
野鳥観察館のスタッフから簡単に解説されました。
【レクチャー】メモを取りながら熱心に聞いている参加者も・・・。
さらに、野鳥の調査方法の解説があり、
野鳥観察館内で、簡単に調査の練習をしました。
【調査の練習】みんな真剣に望遠鏡をのぞいています。
その後、いよいよ野鳥観察館を出て調査に出発。
3班に分かれて、野鳥観察館の前を流れる庄内川(藤前干潟鳥獣保護区内)に
飛来した野鳥の種類と数を調べました。
【調査】庄内川にはどんな鳥が見られたでしょうか?
参加者一人一人に担当の鳥(例えばカルガモ)を受け持ってもらい、
同じ種の鳥を漏らさないように、カウントしてもらいました。
カワウやカルガモ、ウミネコは100羽以上確認された班もありましたが、
担当の子は望遠鏡とカウンターを上手に使って
最後の一羽まで根気強くカウントしてくれました。
【干潟の上にいるカワウやウミネコなど】
プログラムの最後は、野鳥観察館に戻ってきて
調査結果のまとめをみんなで行い、
それぞれの班で確認された鳥の種類と数を発表してもらいました。
その各班の結果がこちら↓。
【渡り鳥調査隊の調査結果】
今回の調査では全体で、21種、2,171羽の野鳥がカウントできました。
多く見られたのはカワウの1,405羽、ウミネコの266羽、
カルガモの174羽でした。
上流にはカルガモ、下流にはウミネコが多く見られました。
また、秋の渡り鳥であるアオアシシギ、ソリハシシギ、ホウロクシギ等も
確認でき、秋の渡りが確実に始まっていることが分かりました。
【アオアシシギとソリハシシギ(一番右)】
参加者からは、「鳥の特徴について知ることができて良かった」、
「今まで知らない鳥を見ることができた」、
「またこのプログラムに参加したい」等の感想がありました。
また、個人的には参加している子供たちが本当に熱心に
望遠鏡をのぞきながら、野鳥を探している姿が印象に残っています。
今回の調査の体験で藤前干潟の野鳥や調査に対しての関心が
大きくなっていると良いと思います。
渡り鳥調査隊は12月6日(土)にも予定されています。
この頃には、冬の渡り鳥であるカモがきっと藤前干潟に
たくさん来ているはずです。
カモ(特にオス)は色が鮮やかで識別もカウントもしやすい野鳥です。
みなさんもぜひ、気軽に参加してみてください。
詳細はこちらのチラシをご覧ください↓。
「藤前干潟生きもの調査隊 チラシ」