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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

伊勢志摩国立公園を支える人たち

2014年08月21日
志摩
こんにちは。

志摩地方では本格的な稲刈りシーズンがスタートしました。
(早い所では今年は7月末に収穫していました!)
いつまでも続く真夏日と熱帯夜にうんざりしていましたが、
雲が高くなり少しずつ秋に変わっていく景色には心癒やされます。



今回は、伊勢志摩国立公園を支える人たちを少しだけ御紹介します。

日本の国立公園は地域制自然公園制度と言って
土地所有にかかわらず公園を指定しているため、
地域の人たちの活動が国立公園を支えていると言えます。
31ある国立公園の中でも伊勢志摩は最も定住人口が多く、
民有地の割合が96%で最も高いという、
人の生活との関わりが強い国立公園です。


【パークボランティア】
自然観察会等における解説活動や美化清掃活動、
施設の簡単な修繕などの活動について、
自発的に協力していただける方々を登録しています。
伊勢志摩国立公園では現在34名が登録されており、
写真は今月の横山展望台での清掃活動の様子です。

【自然公園指導員】
利用者にルールやマナー、事故防止のための指導を行うほか、
必要な情報の収集や提供を行うことが自然公園指導員の役割です。
委嘱によりボランティアとして活動しています。

伊勢志摩国立公園で永年にわたり活動している桧山茂さんに
自然環境局長から表彰状が贈られ、
8月18日に雨宮自然保護官から伝達授与されました。

【パークレンジャーたち】
伊勢志摩国立公園のパークレンジャーは、
雨宮自然保護官(レンジャー)と、わたくし半田アクティブ・レンジャーの2名です。
この広くて多くの人が住んでいる伊勢志摩国立公園に
自然を守るレンジャーが2人しかいないと伝えると、
たいていの方が「2人だけなの!?」と驚いてくれます。

そこでレンジャーの仲間を増やすため、
小中学生に動植物の簡単な調査や自然を守るための活動を体験してもらう
「子供パークレンジャー」や「出前授業」などのプログラムを実施しています。

写真は志摩市立志島小学校の児童に「志島小レンジャー」になるための
活動してもらったときの様子です。

このように、伊勢志摩国立公園の自然は
多くの方々の活動や協力によって支えられ、守られています。