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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

緑と水にふれよう

2014年08月05日
妙高
8月です!夏まっさかり、暑い日々が続きますが満喫されているご家族も多いのではないでしょうか?

こちら妙高市にある笹ヶ峰高原は、夏でも涼しく、キャンプや登山など楽しまれている方々でいっぱいです。先日この笹ヶ峰にて妙高市主催の親子自然教室が開かれ、妙高高原自然保護官事務所もパークボランティアの皆さんと共に参加してきました。当日元気いっぱいの親子が16組とたくさんです!



皆さん、今日一日よろしくお願いします!

コースは3つあり、私たちは「緑と水にふれよう」教室で、はじめに笹ヶ峰キャンプ場周辺の展望台コースを回ります。






「笹の葉っぱの穴はなに?」「この迷路みたいな模様はどうしてできたの?」「この実は食べられる?」
自然の中にある、小さな不思議や発見について、実際に指でつまんで茎の形を確かめたり、毛のふさふさ感や、枝や葉のにおいを嗅いでみたり、また実を食べてみたりと、五感を使って触れて観察しながら、生物たちの繋がりについてお話ししていきます。

一時間ほど遊歩道を歩いた後は、近くの川で水生生物の観察へ。
みんな歩いて火照った体だから、冷たい水が気持ちいい~!


川の石をひっくりかえして、底にいる生き物を網でキャッチして探します。
「見つけた!」「ここにもいるよ!」
女の子だってカワゲラやカゲロウの幼虫など、臆することなく平気で見つけて捕まえて大はしゃぎでした。



その後バットに集めた生き物たちの観察会です。大人のみなさんも解説に興味津々・・。
今回見つけた水生生物たちはカワゲラ、トビケラ、カゲロウなどでした。水生生物による水質判定は、きれいな川といえます。そこにすんでいる生物たちによって、その川がどの程度きれいなのか、汚れているのか判定ができます。
皆さんの地域の川がどの程度の水質なのか、調べてみるには底にいる生き物たちをのぞいてみてください。

観察した生き物たちはまた川に戻しました。

気がつけばお昼の時間になって、また集合場所へ戻ってランチタイムとなります。
みんなのお弁当はなんだろうね?
残りの夏休みも自然の不思議やおもしろさを味わい尽くしてほしいです。

ここでお知らせですが、この夏も妙高高原では笹ヶ峰といもり池の2会場にて「夏休み自然教室」を行います。
8月9日から17日(いもり池会場は18日まで)、毎日ガイドウォークやクラフト教室を開いて、皆さんの夏休みの思い出をご一緒に楽しめたらと思います。
詳しくは環境省HP
https://chubu.env.go.jp/nagano/to_2014/0801a.html
もしくは妙高高原ビジターセンターHP
http://www.myoko.tv/mvc/
をご覧下さい。