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アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
夏を乗り切る食材
2014年07月30日
名古屋
梅雨も明け、夏本番の暑さがやってきました。
さて、昨日は土用の丑の日でした。皆さんは「ウナギ」を
食べられましたか?ウナギには夏バテの防止や疲労回復などの
効果が得られるそうです。
![](/blog/resources/20140730173924-resize-unagi.jpg)
![](/blog/resources/20140730173957-resize-eel1.jpg)
【藤前干潟で捕獲されたウナギ】
ウナギは産卵のために、海と川を行き来して暮らしています。
そのため、伊勢湾と庄内川の合流点である藤前干潟でもウナギを
見ることができます。
![](/blog/resources/20140730174056-resize-DSCF5213.JPG)
【釣りを楽しむ人】
夕方になると、ウナギやハゼ類を釣ろうと多くの釣り人が
堤防に集まってきます。
![](/blog/resources/20140730174149-resize-.jpg)
【堤防に残されたごみ】
![](/blog/resources/20140730174215-resize-.jpg)
【堤防に散乱するアケミ貝(イソシジミ)】
堤防には茶色の平たい二枚貝の貝殻が散在している
ことがよくあります。この貝はアケミ貝(イソシジミ)
という殻幅約5cmの二枚貝で釣り人はこの貝を餌として
使用しているようです。
貝殻の他に釣り具やコンビニの弁当箱、ペットボトル、
ビン類などのごみも同時に捨てられていることが多く
大変残念です。鳥や人が捨てられた釣り糸や釣り針で
ケガをすることもあります。釣りを楽しんだ後のゴミは
必ず持ち帰りましょう。
![](/blog/resources/20140730174414-resize-P1300383.JPG)
【藤前干潟に点在する石倉】
藤前干潟には、大きな石を干潟の上に積み上げた
石倉が点在します。この石倉は積み上げた石のすき間に
ウナギなどの生きものが満潮時に入り込み、潮が引く前に
周囲を網で取り囲んで中の生きものを捕る漁法です。
これらの石倉は過去に藤前で石倉漁が行われていた名残ですが
現在は使用されていません。
藤前地区では、かつて漁業が盛んに行われており、
昔、漁師だった人によるとこの辺りでウナギを
たくさん捕っていたそうです。
![](/blog/resources/20140730174544-resize-eel.jpg)
【暴れるウナギを食べるカワウ】
ウナギを食べるのは人だけではありません。
過去にカワウがウナギを水中で捕らえて食べている
光景を藤前干潟で目撃したことがあります。
ご存じのようにニホンウナギは、2013年2月に環境省の
レッドリストで絶滅危惧IB類(近い将来、野生での絶滅の
危険性が高い)に指定されました。そして、今年6月には
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでも絶滅危惧IB類
(絶滅危惧種の中で2番目に高い「近い将来における野生での
絶滅の危険性が高い種」)に指定されました。減少の要因としては
乱獲や生息地の破壊、河川構造物の建設による海と川の分断などが
考えられています。
鳥も人も大好きなウナギがいつまでも生息できるような
環境であって欲しいです。
さて、昨日は土用の丑の日でした。皆さんは「ウナギ」を
食べられましたか?ウナギには夏バテの防止や疲労回復などの
効果が得られるそうです。
![](/blog/resources/20140730173924-resize-unagi.jpg)
![](/blog/resources/20140730173957-resize-eel1.jpg)
【藤前干潟で捕獲されたウナギ】
ウナギは産卵のために、海と川を行き来して暮らしています。
そのため、伊勢湾と庄内川の合流点である藤前干潟でもウナギを
見ることができます。
【釣りを楽しむ人】
夕方になると、ウナギやハゼ類を釣ろうと多くの釣り人が
堤防に集まってきます。
![](/blog/resources/20140730174149-resize-.jpg)
【堤防に残されたごみ】
![](/blog/resources/20140730174215-resize-.jpg)
【堤防に散乱するアケミ貝(イソシジミ)】
堤防には茶色の平たい二枚貝の貝殻が散在している
ことがよくあります。この貝はアケミ貝(イソシジミ)
という殻幅約5cmの二枚貝で釣り人はこの貝を餌として
使用しているようです。
貝殻の他に釣り具やコンビニの弁当箱、ペットボトル、
ビン類などのごみも同時に捨てられていることが多く
大変残念です。鳥や人が捨てられた釣り糸や釣り針で
ケガをすることもあります。釣りを楽しんだ後のゴミは
必ず持ち帰りましょう。
【藤前干潟に点在する石倉】
藤前干潟には、大きな石を干潟の上に積み上げた
石倉が点在します。この石倉は積み上げた石のすき間に
ウナギなどの生きものが満潮時に入り込み、潮が引く前に
周囲を網で取り囲んで中の生きものを捕る漁法です。
これらの石倉は過去に藤前で石倉漁が行われていた名残ですが
現在は使用されていません。
藤前地区では、かつて漁業が盛んに行われており、
昔、漁師だった人によるとこの辺りでウナギを
たくさん捕っていたそうです。
![](/blog/resources/20140730174544-resize-eel.jpg)
【暴れるウナギを食べるカワウ】
ウナギを食べるのは人だけではありません。
過去にカワウがウナギを水中で捕らえて食べている
光景を藤前干潟で目撃したことがあります。
ご存じのようにニホンウナギは、2013年2月に環境省の
レッドリストで絶滅危惧IB類(近い将来、野生での絶滅の
危険性が高い)に指定されました。そして、今年6月には
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでも絶滅危惧IB類
(絶滅危惧種の中で2番目に高い「近い将来における野生での
絶滅の危険性が高い種」)に指定されました。減少の要因としては
乱獲や生息地の破壊、河川構造物の建設による海と川の分断などが
考えられています。
鳥も人も大好きなウナギがいつまでも生息できるような
環境であって欲しいです。