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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

出前授業@成基小学校(4年生2回目)

2014年07月07日
志摩
6月26日に志摩市立成基小学校で出前授業を行いました。
4年生を対象に、春・夏・秋・冬と四季の自然を調べることがテーマで、
今回は2回目、「夏」の自然を調査しました。

はじめに教室で前回までの授業のふりかえりを行い、
早速調査に出かけました。

目指すは前回決めた観察ポイント、
大きな柿の木がある田んぼの周辺です。

今回はビーティングという調査方法を使って昆虫を探しました。
正方形の「たたき網」を木の枝などの下に広げ
枝を棒でたたくとそこにいる昆虫が落ちてくるのです。
何もいないように見える枝や花にもたくさんの生きものがいました。


ちょっと足を伸ばして川まで行くと
カワムツやサワガニ、カワニナなどがたくさんいて、
早速捕まえて観察です。





定点ポイント、柿の木の下では、
それぞれが見つけた自然をノートに記録しました。
本日一番の人気者は大きなトノサマバッタでした。
春に観察した植物の姿が変化していたり、
ちがった花が咲いていたりするのも楽しい発見でした。




今回は春の授業に比べ、
かなりたくさんの生きものが見つかりました。
前回はネイチャービンゴを用いて「探し方」から学んでもらいましたが、
子供たちの興味を優先させて自由に探してもらった結果、
いきいきとした活動の時間になったと思います。

次回、秋の授業も楽しみです。
学校の先生方、児童のみなさん、
ありがとうございました。