中部地方のアイコン

中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

出前授業@北浜小学校

2014年06月26日
志摩
こんにちは。

伊勢市立北浜小学校で行った出前授業の報告です。
ここでは一昨年度から6年生に出前授業をさせていただいていますが、
今回は31名を対象に5月23日と6月20日の2回行いました。


北浜小学校は伊勢湾にほど近い場所にあり、
周囲には水田が広がるのどかな環境です。

今回は伊勢志摩国立公園や学校の周辺に生息する生物として、
レンジャーが調べている「絶滅危惧種」と「外来生物」についてお話しました。


三重県では2005年に発行されたレッドデータブックに約1500種が記載されていますが、
今回は特に学校の近くにも生息している絶滅危惧種として、
アカウミガメ、カワラハンミョウ、ハクセンシオマネキの3種を紹介しました。
上の写真で私が手に持っているのは、海岸で拾ったアカウミガメの頭骨です。


外来生物については、私が学校の周辺で見つけたものと、
伊勢志摩国立公園で環境省が駆除に取り組んでいるものについて紹介しました。
上の写真は学校近くの水田や海岸で見つけた外来生物、
下の写真はアツバキミガヨランとオオフサモの駆除作業の様子です。


身近なところに多くの外来生物がいること、
またそれが絶滅危惧種に対する脅威の一つになっていることに、
みんな驚いていたようでした。

今回の授業が、これからの活動に少しでも役立ち、
みんなが自然を守るレンジャーの仲間になってもらえたらと思いました。