中部地方のアイコン

中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

海藻観察と海藻押し葉づくり

2014年05月29日
志摩
5月18日に志摩自然保護官事務所と伊勢志摩国立公園パークボランティア連絡会との共催で「海藻観察と海藻押し葉づくり」観察会を開催しました。
これまで磯における自然観察会は横山ビジターセンターの行事等で実施したこともありましたが、「見つけた海藻で押し葉を作ってみたい」という声に応えるかたちで初めて企画をしました。

とは言え、海藻は食べるばかりで、押し葉づくりの経験がほとんどないスタッフたち。まずは練習からスタートです。

海岸で採集してきた海藻を横山ビジターセンターに持ち寄り、実際に押し葉づくりをやってみました。
この日は練習でしたが、本番を想定して、屋外で作業をしました。



これはアカモクという海藻です。
長さは4m以上!
どうやって押し葉にするのでしょうか?


海藻の観察をした志摩市志摩町の麦崎海岸です。
ここは海藻だけでなく海産物の宝庫で、
たくさんの海女さんが作業をされていました。
横山ビジターセンターの自然解説員によると、
おそらく海女の漁場としては日本一の規模だそうです。


観察用に少しだけ海藻を採取させてもらいました。
磯のすぐ上にある芝生の広場で押し葉づくりです。
各グループに1名ずつパークボランティアさんがついて
押し葉づくりの指導をしてくれました。




今回はハガキ大の用紙としおりを作成しました。
完成した作品はラミネート加工をして仕上げた後、
参加者へお送りしました。