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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

白馬村のギフチョウ

2014年05月21日
後立山
こんにちは、中部山岳国立公園(≒ 北アルプス)後立山地区からです。

5月17日に「ギフチョウ、ヒメギフチョウなどのパトロール」に参加しました。
参加者は、白馬村教育委員会(主催者)、白馬村の文化財保護監視員と関係する行政機関など合わせて9名でした。
地域の方が主体的に行うこのような活動によっても、国立公園の自然環境が保たれています。


<ギフチョウ。産卵後のしばらくの間、地面でじっとしていました。>


<ミヤマアオイ。ギフチョウは、この葉の裏に産卵し、ふ化した幼虫は葉を食べます。中央左寄りなどの地際には暗い紫色をした花が見えます。500円硬貨は大きさの目安とするために置きました。>


<ギフチョウの卵塊。卵の直径は1mm程度。昨年度のパトロールで撮影したもの。>

白馬村では、ギフチョウとヒメギフチョウは文化財保護条例により天然記念物に指定され、捕獲が禁止されています。また、採集した場合等に10万円以下の罰金等の罰則があります。無許可でギフチョウまたはヒメギフチョウを採集している方を見かけましたら、白馬村教育委員会にご連絡をお願いします。


「お知らせ」
~ 中部山岳国立公園80周年 ~
中部山岳国立公園は1934(昭和9)年12月4日に指定されました。今年、80周年の節目の年です。