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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

出前授業@成基小学校(4年生)

2014年04月23日
志摩
志摩自然保護官事務所では、伊勢志摩国立公園の自然について
楽しく体験しながら学べる講座を行っています。
職員がご要望のあった小学校などに出張し、
映像や実物を使い、伊勢志摩国立公園の自然や環境問題について
お話しをしています。

着任早々にご要望をいただき、4月22日に
志摩市立成基小学校へ出前授業に行ってきました。



まずは教室で国立公園やレンジャーについて
知ってもらうためのお話をしました。
とーっても広くて人がたくさん住んでいる伊勢志摩国立公園に
自然を守るレンジャーが2人しかいないことを聞いて
みんなびっくりしていました。
早速「成基小レンジャー(見習)」に任命し
一緒に自然の調査に出発です。



まずはネイチャービンゴを行いながら移動して
自然を見る目を養います。
毎日通っている道でも、
近づいてみたり、触ってみたり、においをかいでみたり、
新しい発見がたくさんあります。



続いての調査は定点観察です。
場所を決めて、春・夏・秋・冬の4回、
自然を観察して記録します。
後でちゃんと比較ができるように、
具体的な記録の仕方について学んでもらいます。



みんなが気に入ったのは大きな柿の木の下です。
ここでじっくりと見つけたものをスケッチ。
時刻、天候、気温、大きさも測って記録しました。



この水田周辺に咲いていたタンポポはみな、
在来種のタンポポでした。
外来種のタンポポが無いなんてすごい!
ここでは当たり前の風景ですが、全国的に見たら
とっても貴重な自然のある場所なのですよー!!

成基小学校4年生への出前授業は、
今後、夏・秋・冬と3回予定しています。
どんな新しい発見があるか、とても楽しみです。

先生方、児童のみなさん、ありがとうございました。