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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

~冬の藤前干潟のオススメ~ カモの観察

2014年02月05日
名古屋
立春を迎えましたが、今日の名古屋はとても寒く、雪がちらつき、
伊吹おろしが身にしみる日でした。

しかし、こんな日でも、藤前干潟では活発に活動するカモたちがたくさん見られました。
今、藤前干潟で主に見られるカモは、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、
オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモなどです。
これらの多くは、冬を越すために、北の方から渡って来た渡り鳥です。

【ヨシ原近くに集まるカモたち】

冬の藤前干潟は、寒く、また、昼間に干潟があまり出ないため、
干潟の泥の中で暮らす生き物たちを見ることはほとんどできませんが
上に書いたように、カモが多数訪れます。

【ピンと長い尾と白い首がおしゃれなオナガガモ(オス)】

また、カモは干潟に訪れる鳥の中では、
【色がキレイ】、【大きい】、【動きが分かりやすい】ので
バードウォッチングに慣れていない方でも観察しやすい鳥です。
こんな理由から、冬の藤前干潟では、カモの観察がオススメです!!


さらに、オススメのカモ観察方法を2つご紹介します。

<① オスとメスを見分けてみよう!>
多くのカモは、オスの方がメスよりも鮮やかな色合いをしています。
オスとメスがカップルになって泳いでいることも多いです。

【ヒドリガモ(左:オス、右:メス)】

【マガモ(左:オス、右:メス)】

<② しぐさを観察してみよう!>
少しの間でも、カモを観察していると、いろいろなしぐさをしているのが分かります。

【羽づくろい中・・・】

【水に潜ってお食事中・・・】

【時にはケンカしていることも・・・】

カモの観察会では、「あのカモ丸っこいフォルムが
何と言ってもかわいい、癒やされる!」という声を聞いたりもします。
皆さんもぜひ、カモをじっくり見て
自分なりのカモの魅力をみつけてみてください!