アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
【注意】上高地で出没する野生動物について
2013年08月08日
上高地
こんにちは 上高地・乗鞍ARの佐々木です。
8月に入りいよいよ登山シーズンに突入し、連日上高地バスターミナル付近は多くの登山者で賑わっています。
今回は、楽しい登山の話では無く、上高地に出没する野生動物への注意喚起です!
上高地は年間140万人訪れる観光地ですが、一方でその周辺は、登山道以外は人の入ることの無い深い森が広がっています。
その森の中には、野生動物の楽園が広がっているわけで、その野生動物の中には、時に人に被害を及ぼす野生動物も含まれます。その1つが「ツキノワグマ」です。
深い森と“森続き”の上高地にも、当然ながら「ツキノワグマ」が出没します。
<写真:田代湿原付近の木道を歩くツキノワグマ。夕方>
ツキノワグマに襲われた場合、重傷を負ったり死亡したりする可能性もあります。
よって、以下の事に注意してください。
■クマに出会わないために
・クマ鈴などで、自分の存在を知らせる
→特に早朝や夜間、悪天候日は注意してください。
■クマに出会ってしまったら
・近づかない(写真撮影などはもってのほかです!!)
・驚かせない(大声を出さない。物を投げたりしない)
・背を向けず、ゆっくりと立ち去る(走って逃げてはいけません!)
また、ささヤブが不自然に動いていたり、ガサガサと音を立てていたりする場合は、そこにクマがいる可能性が高いので、ゆっくりとその場を離れてください。
現場でクマの対応をしていると、「クマ、かわいい~♪」という声を聞きますが、
全然かわいくありません。自然界にいるツキノワグマは猛獣です。一歩間違えば、死亡してしまう・・・という事を忘れないでください。
また、上高地にはニホンザルもいます。最近「人慣れ」が進んでいます。餌やりは、人慣れを急激に進行させるので絶対に禁止です。また、「サル、かわいい~♪」と言って写真撮影等で近づかないでください。これも人慣れの進行の原因となりますし、威嚇されます。子ザルを守ろうと本気で威嚇してくることもありますので、近づかないでください。
<写真:歩道脇に出没したニホンザル。威嚇してきますので、近づかないでください>
上高地では、人慣れが進んだサルを山に追い返そうと「サル追い払い」を行っています。現在の上高地のサルと人の距離は近すぎる状況です。サルと人がこれからも上高地で仲良く生きていくためには、お互いの適切な距離が保たれていなければなりません。その距離を保つ「サル追い払い」です。サルに対して石を投げたりしている場面を見るかもしれませんが、御理解をお願いします。
8月に入りいよいよ登山シーズンに突入し、連日上高地バスターミナル付近は多くの登山者で賑わっています。
今回は、楽しい登山の話では無く、上高地に出没する野生動物への注意喚起です!
上高地は年間140万人訪れる観光地ですが、一方でその周辺は、登山道以外は人の入ることの無い深い森が広がっています。
その森の中には、野生動物の楽園が広がっているわけで、その野生動物の中には、時に人に被害を及ぼす野生動物も含まれます。その1つが「ツキノワグマ」です。
深い森と“森続き”の上高地にも、当然ながら「ツキノワグマ」が出没します。
<写真:田代湿原付近の木道を歩くツキノワグマ。夕方>
ツキノワグマに襲われた場合、重傷を負ったり死亡したりする可能性もあります。
よって、以下の事に注意してください。
■クマに出会わないために
・クマ鈴などで、自分の存在を知らせる
→特に早朝や夜間、悪天候日は注意してください。
■クマに出会ってしまったら
・近づかない(写真撮影などはもってのほかです!!)
・驚かせない(大声を出さない。物を投げたりしない)
・背を向けず、ゆっくりと立ち去る(走って逃げてはいけません!)
また、ささヤブが不自然に動いていたり、ガサガサと音を立てていたりする場合は、そこにクマがいる可能性が高いので、ゆっくりとその場を離れてください。
現場でクマの対応をしていると、「クマ、かわいい~♪」という声を聞きますが、
全然かわいくありません。自然界にいるツキノワグマは猛獣です。一歩間違えば、死亡してしまう・・・という事を忘れないでください。
また、上高地にはニホンザルもいます。最近「人慣れ」が進んでいます。餌やりは、人慣れを急激に進行させるので絶対に禁止です。また、「サル、かわいい~♪」と言って写真撮影等で近づかないでください。これも人慣れの進行の原因となりますし、威嚇されます。子ザルを守ろうと本気で威嚇してくることもありますので、近づかないでください。
<写真:歩道脇に出没したニホンザル。威嚇してきますので、近づかないでください>
上高地では、人慣れが進んだサルを山に追い返そうと「サル追い払い」を行っています。現在の上高地のサルと人の距離は近すぎる状況です。サルと人がこれからも上高地で仲良く生きていくためには、お互いの適切な距離が保たれていなければなりません。その距離を保つ「サル追い払い」です。サルに対して石を投げたりしている場面を見るかもしれませんが、御理解をお願いします。