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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

妙高高原地区パークボランティア養成研修会

2013年06月13日
妙高
 長野自然環境事務所では、5月から妙高高原地区パークボランティアの追加募集を行ってきました。

 今回は10名を越える応募者があり、6月上旬、妙高高原ビジターセンターをお借りし、1日かけてボランティア養成研修会を実施しました。この研修会への出席が、パークボランティア認定への大切なステップとなります。

堅苦しい雰囲気になってしまうかとおもいきや、




出席者の皆さんには、和やかな雰囲気の中で受け付け等を済ませて頂けたようで、まずは一安心。

 スタッフ紹介と応募者自己紹介を行ってから、いよいよ養成研修会のスタートです。

 はじめに、妙高高原自然保護官事務所の自然保護官から、長野自然環境事務所、自然公園制度、パークボランティア制度等についてスライドを使って説明させていただきました。

 皆さん真剣そのもの、



熱心に研修を受けて頂きました。

 続いて、活動の注意点の詳細説明を行って午前の研修は終了しましたが、応募者の中には、昼休み中にも上信越高原国立公園の範囲や、活動方法について質問にこられる方もおられ、皆さんの熱意が伝わってきました。

 午後は、妙高高原ビジターセンター館長さんから、妙高高原の自然について館内の展示を使いながら紹介して頂きました。


 
 一般の入館者の皆さんが観覧されている中での解説でしたので、館内をくまなく紹介して頂くことはできませんでしたが、館長さんの解説に皆さん静かに聞き入っておられました。

 その後グループに分かれて、現役パークボランティア役員の皆さんによる、自然解説の体験研修も受けて頂きました。




 妙高高原の豊かな自然と、その自然を求めてこられる皆さんに、現役ボランティアが普段どのように自然解説を行っているのかを体感して頂くことができたと思います。

 今回、研修会の下案作成から、広報、スケジュール調整、関係機関との打合せ、細々とした準備、当日の受付から後片付け、司会進行まで全般にわたり携わらせて頂きましたが、多くの方々に支えられて無事終了することができたことに胸をなでおろしています。ありがとうございました。
 中でも、施設の一部を快くお貸し頂き、妙高高原の自然や施設の紹介をしていただいた妙高高原ビジターセンターの竹腰館長、写真撮影も担当して頂いたスタッフのNさん、後片付けまで手伝って頂いたスタッフのKさん、そしてなにより、熱心に受講していただいた応募者の皆さんにこの場をお借りして御礼申し上げます。
 一方、自然解説体験の他に、特定外来生物(植物)の駆除も体験して頂きたかったのですが、時間が足りなくなってしまった点については、受講者の皆さんに大変申し訳ないことをしてしまったと感じています。

 また、アクティブ・レンジャーから妙高高原地区パークボランティア活動内容の全般について説明させて頂いたものの、「妙高高原地区パークボランティア活動=自然解説活動」と受け止められてしまったのではないか、養成研修会の本来意図するところをうまく伝えられたのか、このような研修会を実施する上の難しさを思い知らされた、そんな研修会となりました。

 今回の貴重な体験と反省点を、今後の研修会・ボランティア活動運営等をよりよく進めていくために活かしていければ、と考えています。