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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

シギ・チドリの季節

2013年05月22日
名古屋
4月から5月にかけては、干潟を代表する鳥であるシギ・チドリの仲間が
藤前干潟に多く訪れる季節です。

【春は干潟が大きく出る季節でもあります(5月8日撮影)】

シギ・チドリの仲間の中には越冬地であるオーストラリア、東南アジアから
繁殖地であるシベリア、アラスカまでの長い長い旅の途中に、
藤前干潟に立ち寄っているものがいます。
藤前干潟は彼らにとって、大事な食事の場所であり、休息地です。

【トウネン(5月9日撮影)*藤前干潟に来る最も小さいシギの仲間のひとつ】


【チュウシャクシギ(5月9日撮影)*長いくちばしでカニを捕らえるシギの仲間】

このシギ・チドリの仲間の多くは地味な色の羽をまとっているので、
見分けが難しいと言われています。

さらに、春と秋の短い期間にしか見ることができないものや、
夏羽と冬羽では姿が一変するものもいるので、
私も、姿と名前をなかなか覚えられず、シギ・チドリに対して
かなりの苦手意識がありました。

【ハマシギ(上が夏羽、下が冬羽) *藤前干潟では秋~春の間見られるシギの仲間】

しかし、今年で藤前干潟のアクティブ・レンジャーになって3年目。
周囲の鳥に詳しい方に教えていただいたおかげで、
徐々に、藤前干潟に来るシギ・チドリの主な種類が
分かるようになってきました!

【コチドリ(5月9日撮影) *黄色いアイリングがきれいなチドリの仲間、
  藤前干潟では夏に見られます】

未だに見分けるのは大変ですが、観察の回数を重ねるにつれ、
種類ごとのシギ・チドリの動きの特徴なども
少し分かってきたような気もします。
そして、出会える時期が短いからこそ、
出会えた時の嬉しさやおもしろさがあるのだと、
シギ・チドリの魅力を少しずつ感じることができている今日この頃です。

【キアシシギ(5月9日撮影) *黄色い足のシギの仲間、
  藤前干潟では春と秋に見られます】

しかしながら、シギ・チドリは既に藤前干潟から旅立ち、
北へ渡り始めています。
今週末頃までが、シギ・チドリを見られるチャンスだそうです。
皆さんもぜひ、初夏の藤前干潟に彼らを見にお越しください!!
(※干潟が出ている時間をお調べの上、お越しくださいね。)